
今回は、現在小5の中学受験生への記事となります。
志望校を決める時期
まず最初に、「志望校は小6になってから決めるものではない」ことを強調します。
一般に、志望校確定については、このような経緯をたどります。
(1)中学受験することを家庭で決定する
(2)塾を探し、通いはじめる
(3)漠然とした憧れをもって中学の説明会やイベントに足を運ぶ
(4)塾の模試の成績で志望校が絞られ始める
(5)塾の説明会等で、志望校の組み立てのアドバイスを受ける
(6)ある程度志望校が決まりつつあるタイミングで、親がすでに見に行って✔済の学校に子供を連れていく
(7)塾との面談により、「受験校」がほぼ決まる
(8)塾との最終面談により、「出願校」が決まる
このうち、(6)にご注意ください。
子供が実際に受験する学校=進学する可能性のある学校に足を運ぶのは必須ですが、そのタイミングは小5までなのです。小6になると、そんな時間は全くなくなります。
一般には、小4~小5の2年間かけて、親も子も学校を見に行きます。まず最初に両親が学校を✔し、お眼鏡にかなった学校だけを選びだし、そこに子供を連れて見に行く、そうしたやり方になります。
現在小5だとすると、9月~11月にある、学校説明会・文化祭等のイベントに子供を連れていくラストチャンスといえるのです。
もちろん、やみくもに連れまわすことには意味がありません。あくまでも将来進学する可能性のある学校をきちんと子供にも確認させるのが目的です。
あと1年半、ではなく、あと17か月
5年生の9月を起点とすると、入試本番まであと17か月を切りました。
仮に、算数・国語と理科・社会の学習時間の比率を2対1と考えると、算国は6か月ずつ、理科・社会は3か月ずつやる時間すら残っていません。まだカリキュラム学習の途中です。社会科はようやく歴史に入る頃でしょうか。これから歴史を全て、そして公民を全て、さらに時事問題も学び、過去問演習で得点力を高める、そうした受験に必須の社会科の学習に費やせる時間は、凝縮すれば3か月弱しかないのです。それだけ切羽詰まった状況であることは認識する必要があります。
6年生から志望校を意識した授業がはじまる
大半の塾で、6年生からは志望校にコース編成した特訓授業が始まります。「まだ第一志望に迷っていて」では困るのです。
全受験校を確定するのは無理としても、
第一志望・・・1校
第二志望・・・2校のいずれか
第三志望・・・実力適正校~安全圏の学校を3校程度
これくらいは確定しておきましょう。
算数に時間を取られ過ぎないように
多くの方がこれで失敗しています。
算数もずいぶん難しくなってきました。いくら勉強しても、なかなかできるようにはなりません。塾も「算数が最も重要」というスタンスのところばかりです。そこで必死で算数を勉強する。国語は後回し、というよりやりません。せいぜい漢字や語句をちょこちょこと。理科・社会については、とりあえず「暗記すればいいよね」とばかりに、短時間やるだけ。
この状態でいくと、1年後の今頃に、過去問演習をしたときに、間違いなく国語・理科・社会が足を引っ張ります。
中学受験は、4科目の総合で合否が決まります。1教科でも足を引っ張る科目があると弱いのです。4科目でコンスタントに得点できる生徒が一番強いですね。
だからこそ、「まずは算数から」始める勉強は改めましょう。「算数が終わるまで」の勉強も改めましょう。きちんと時間を区切って万遍なく学習を進めてください。