
前回の記事の続きです。
信頼できない塾の特徴について考えています。
※あくまでも私個人の意見です。仮にお通いの塾が該当したとしても、それだけで「信頼できない」と判断せずに、ご自身の目で確認されるのが優先なのは言うまでもありません。
信頼に値しない塾とは
拝金主義の塾
塾も金儲けのために存在しますので、これは止むを得ませんが、行き過ぎた塾は信頼に値しません。
「この〇〇特訓は全員必須ですよ! これを受けないと合格できません!」
「算数が弱いようですから、算数特訓講座を別途受講してください」
このような殺し文句を駆使して、強引に営業をする塾は多数あります。
また、系列の個別指導塾の併用をすすめる教師もいますね。いくら上(経営者)からのお達しだとしても、現場で生徒に接している教師としては「残念」です。
信頼に値しない塾です。
生徒を知らない塾
信じられませんがそういう塾もあるのです。進路相談の面談に行っても、担当者が子供のようすを知らないのですね。名前と顔も一致していない。ひどい塾になると、教師として教室で生徒を指導すらしていない事務職が、進路相談の面談を担当しています。よほど少人数の教室で、受付事務職の方でも生徒と親しく接しているのならよいのかもしれませんが。それでも「授業中の様子」はわからないでしょう。
塾都合を押し付ける塾
とくに集団指導塾の場合は、一人一人の要望に寄り添うことはほぼできません。したがって、指導に関しても定食メニューのように、決められた内容を受け入れるしかないのです。
ただし、過去問演習に入る時期になるとそうもいっていられません。もし志望校が7校あれば、その過去問を少なくとも夏休みに入ったあたりから少しずつ進めなくてはなりませんので。
しかし、ある塾はこれを拒否しました。親が子供に解かせた過去問を塾にもっていかせて、記述問題の〇付けを依頼したところ、こう言われたそうです。
「今回だけは特別に〇付けはしますが、次からは持ってこないでください!」
また、塾が指定した学校の過去問を指定されたタイミングで解くことだけを強要する塾も多いのです。
これは、塾教師の力量が不足していることを意味します。
入試問題をきちんと研究していないので、急にもってこられても、模範解答がなければ採点すらできないのです。
普通なら、指導している校舎の生徒たちが受験しそうな学校の過去問くらい、10年分以上は全て解いているのが常識です。(少なくとも私にとっての常識はそうです)
それをやっていないので、過去問を持ってきてほしくはないのですね。
挙動不審の教師
どうも塾の教師には、あまり社会慣れしていないというか、世間的に?が付くような人間がいるのです。いくら教科力が優れていても、そうした教師は最終的に信頼に値しません。「何かこの先生、変だな」と思う印象は重要だと思います。
(私が言えるセリフではありませんが)
1月校の受験を強引に勧める塾
これは東京・神奈川エリアのお話です。
1月には埼玉・千葉の入試が解禁されます。ご存じのように東京・神奈川の解禁日は2月1日です。そこで、「お試し受験」と称して、進学する気もない埼玉・千葉の学校を1月に受験して、予行演習するという「悪習」がはびこっているのですね。
東京でも千葉・埼玉寄りに住んでいて、1月に受験した学校に進学するつもりなら問題はないのです。それは「お試し」でも「予行演習」でも何でもなく、本気の受験ですから。しかし、行く気もないのに「練習」の受験生の多いこと。
例えば、開智所沢には、1万5175人が出願、開智は1万4100人、栄東は1万2757人が出願しました。もちろん出願者全てが「この学校に進学したい」志望者のはずはありません。
1月校の受験については、今はリスクしかありません。2月の本番入試の1・2週間前に、遠くまで受験に行くのですから、インフルやコロナ等の感染リスクが心配されます。したがって、現在正しい受験スタイルは、「1月校は受けない」、あるいは「どうしても受けるとしても1校だけにする」が正解です。
しかし、塾によっては、2校も3校も、1月受験を勧めてくるのです。理由は2つです。「1月校はたくさん受けるもの」という、よくわからぬ固定観念にとらわれて思考停止に陥っているのか、あるいは「塾の合格実績」稼ぎが目的です。おそらく後者なのでしょうね。
したがって、進学する気もない遠くの学校の受験を勧められたら、その塾は信頼に値しない塾であると判断してよいでしょう。
ひどい塾になると、兵庫県の灘中まで受験ツアーに引っ張り出されます。交通費・宿泊費を塾が負担してくれるところもあるのです(しかも付き添いの親の分の費用まで)。目的は言うまでもありませんね。もちろん、最初から灘も志望校に入っているご家庭にとっては問題ありません。
偏差値が高い学校を強引に勧める塾
偏差値は学校の人気・評価のバロメーターではありますので、一概に「高偏差値の学校の受験」を勧めるのは悪いことではありません。私も、「あと少しの努力で〇〇中に届くのに、もったいない。この子は〇〇中が性格的にもぴったりなのに」と思える子の親を説得したことはたくさんあります。
ただ、どう考えても届くとは思えない学校、あるいは合格しても遠すぎて通えない学校の受験を強引に勧めてくる場合は要注意です。塾の実績稼ぎの可能性があるからです。