元SAPIX 中学受験のプロ peterの日記

中学受験について、プロの視点であれこれ語ります。

【中学受験】自信をもって前へ進もう!

「中学受験」を目指して子供に勉強させていると、こうした疑問が頭をよぎることがありますね。

「子供に無理をさせているのでは?」

「もっと楽しい小学校生活をさせてあげるべきだったのでは?」

「最近は公立高校も良くなってきているらしいし」

「友達と遊ぶ時間がとれなくて可哀そう」

「子供を叱ってばかりいるのは嫌になった」

気持ちはわかります。今回はそうした「迷い」を断ち切るアドバイスです。

※このブログを見てくださる方には、「公立中学から高校受験」を考えている方はいないという前提での記事になります。最初にお断りしておきますが、私は「中学受験原理主義者」です。

中学受験を考える前にやること

お子さんに中学受験させようか考えた際に、最初にやるべきことがあります。

地元の公立中学校の情報集めです。

公立中学校の学校説明会や授業見学等のイベントは、進学希望者の6年生保護者を対象としたものが小学校経由で案内されるのが普通です。それでは意味がないので、たとえばお子さんが小2・3くらいの保護者でも参加可能なイベントがあるのかどうかは、学校に問い合わせるしかありません。

運動会や文化祭のような外部に開かれたイベントなら参加が可能かもしれません。

まずは、公立中学校の状況を把握しなければ、中受の可否について判断できません。

ママ友から得られる情報もこの際参考にしましょう。上のお子さんが公立中学校に通っている方などたくさんいますね。ただし、本来は「口コミ」は信頼しないのがセオリーですので、あくまでも「そうした声もある」程度の情報です。

さらに、現在お通いの小学校の生徒・保護者の様子も参考になります。公立中学校にはだいたい学区内の小学校3~5校程度の生徒たちが集まります。そのうちの1つであるお通いの小学校の生徒たちのうち、中学受験をしなかった生徒たちが中学校で同級生となります。

また、登下校時の中学生の様子も参考になります。

「この制服を着て、一緒に通っている」わが子の姿が想像でき、それがしっくりとくるなら、中学受験をしないという選択肢も検討に値すると思います。

ただし、「高校受験で日比谷高校(や翠嵐高校等)に行けば東大だって受かるのだから、無理して中学受験させる必要がない」という考えはやめましょう。日比谷高校に行けるのは公立中学校の0名~3名程度です。評定平均が5.0が当たり前といわれる世界です。もし東大を目指すのなら、私立のほうが圧倒的に有利です。

ここでは、漠然とした教育環境や同級生の雰囲気、そうしたものを重視すべきだと思います。多感な時期に、周囲の影響は大きいのです。

 

中学受験に向く子、向かない子という幻想

「うちの子は中学受験には向かなかった」

よく聞く声ですね。そう思う原因は、「塾に行ってもただ座っているだけ、宿題も嫌がる、全く点数がとれない、このままではどこも受からない」から、「中学受験には向かない」となるのでしょう。

しかし、そうした生徒の場合は、「それなら中学受験以外の勉強に向くのか?」というと決してそんなことはありません。中学受験をしないからといって、勉強しなくていいわけはないのです。小学生時代に全く勉強をせずに、徒手空拳で公立中学校に進学したときに初めて「しまった!」となるでしょう。

ここで言っている「勉強」は、小学校の勉強という意味ではありません。さすがに小学校で学ぶことは基本的すぎて、負荷がかからないからです。負荷のかからぬ勉強は、成長につながりません。

 

親子で前へ進む決意

中学受験を家庭方針として決めたなら、あとは迷いなく前へ進むだけです。

もちろん当初考えていた目標に届くかどうかは別問題です。

しかし、周囲の雑音に耳を傾ける必要はありません。

一人の子が二つの道を選べるわけではありません。公立中進学も私立中進学も、双方にメリット・デメリットがあるのは当たり前です。どちらかの道しか選べない以上、決めた道を歩むだけだと思います。