
夏休みの勉強は捗っているでしょうか。
塾の夏期講習とその課題に追われて日々があっという間に過ぎていると思います。
そして9月になると、「あれだけ夏に頑張ったのだから、成果がすぐに出る」ことを期待するのは当然です。
しかし、なぜか成果が出ない。
塾の先生に相談すると、「夏の成果が出るのはもう少し後です」と言われるが、一向に成果が見えてこない。
今回は、そうならないためのアドバイスをしたいと思います。
「夏の成果は数か月後に出る」は嘘
そんな遅効性の効果はおかしいですね。これは塾の「言い逃れトーク」なのです。
他に言いようがありませんから。
たしかに、勉強での頑張りは、血肉になっていきます。無駄になることなどないのです。しかし、それがすぐに成果に出るのかというと、そんなことはありません。
「夏に頑張った成果はすぐには出ないのです。3か月後くらいから徐々に見えるようになってきます」などと言われたら、それはそういうことなのだと思ってください。
成果って?
そもそも求めている「成果」は、何でしょう?
塾の定例テストや模試の成績ですね。
しかし、試験範囲が決まっていて、それが夏前にわかっていて、そのための勉強を夏の間がんばったのならともかく、今までの総復習、基礎固め、弱点補強、カリキュラムの先取り学習、そうした夏の勉強の成果が、すぐに次のテストに反映することはありません。
まずは「夏の成果がすぐに出る」という考えを横に置いてください。
今やっている勉強の成果が表れるのは、入試の時、あるいは入試半年前くらいからの実践的な模試の時と考えましょう。
目に見える成果がどうしても欲しいのなら
そうはいっても、やはり努力の結果はすぐに見たいのは人情ですね。
そこで、8月の学習に、こうした要素を組み込んでみてください。
◆テスト演習
学年を問わず、受験生はテスト演習が不足しています。
「点を取りに行く」姿勢が足りないのです。
緊張感を持ったテスト演習と、真剣な間違い直し。これを組み込むだけでも、得点力は向上します。「わかっていたはずなのに」間違える問題を減らすだけでも効果絶大です。
◆理社の定着
理科・社会は思考と暗記のコラボ教科です。
しかし、多くの受験生は、知識をきちんと定着させていないのです。
これは、「この知識がなかったために不合格になる」恐怖を知らないからなのですね。
間違えを指摘しても、「あ、それなら知ってた」と平気で嘘を言います。本人は嘘とは思っていないのです。本当に、知ってるつもりになっているのです。
ここで「覚えている知識」というのは、「使いこなせる知識」のことです。
「使いこなせる知識」とは、完璧に定着していて、いつでも瞬時に取り出せる知識のことなのです。
たとえば歴史の年代について、中堅校以下なら100個も丸暗記すれば事足りますが、難関校になると150個程度の年代は丸暗記していないとはじまりません。
この150個の年代が、いつでも瞬時に取り出せる状態になっていてはじめて、「年代は覚えている」と言えるのです。
夏の時間を利用して、理科・社会の知識を徹底的に暗記することをお勧めします。暗記のための教材は、すでに何か持っているでしょうから、それを使いましょう。もし持っていないのなら、1冊用意してください。
一推しはもちろんこの2冊です。
どうしてもSAPIXブランドが嫌いな場合は、こちらも悪くありません。
旺文社の「でる順」シリーズは今回はおすすめしません。
良い教材なのですが、「知識の丸暗記」には使いづらいのです。
シンプルに1対1対応の知識のセットをひたすら丸暗記するのに使いやすい教材を用意してください。
この程度の知識を丸暗記するのは必須です。
そして、それができていない受験生が実に多いのです。
だからこそ、目に見える成果になりやすいともいえるでしょう。
漢字・語彙
これも市販教材・塾の教材を使って仕上げていきましょう。
やはりここでもお勧めはこちらになります。
ステップ1からステップ3まで3冊ありますが、まずはステップ1から。
こちらについても、他の塾、出版社から同様の書籍はたくさん出ています。書店で手に取って、気に入ったもの、使いやすそうなものを選べばよいと思います。
ただし、〇ん〇ドリルだけはやめましょう。
私の生徒たちでやっている生徒は一人もいません。目的が違うと思います。
勉強に「おふざけ要素」は不要です。同じ理由で、「まんがで・・・」といっ本も私は否定派です。




