とあるSNSの中学入試関連の書き込みをみたところ、恐ろしい書き込みを見つけてしまいました。小6受験学年の方の書き込みです。
「この時期に過去問をやってはいけないということを知ってはいましたが・・・・」
おそらく、お通いの塾からそうした指示が出ているのだと思われます。
まったく意味がわかりません。
「この時期」にやらずして、いったい「どの時期」にやるのでしょう?
過去問演習の目的は、入試における得点力を上げることにあります。
そのためには、多様な問題を解く必要があります。
いわば、「足腰の強い得点力」をつくるために欠かせない勉強です。
スポーツに例えると、練習試合のようなものですね。日々のトレーニングは重要ですが、それだけでは試合に勝つことはできません。様々なチームと対戦する練習試合を通して学ぶことはとても大きいのです。
この「過去問演習」と言う名の練習試合は、志望校の過去問だけを解くだけでは足りません。
もちろん、志望校の過去問演習も大切です。しかしそれ以外の多くの学校の問題を、男子校・女子校・共学校・難易度を問わずに解いてほしいのです。
そして、過去問演習にきちんと時間を費やせるのは夏休みをおいて他にありません。
9月になって小学校が始まってしまえば、4科目の入試問題をきちんと解く時間は土日くらいしかとれませんが、土日は塾の授業や模試でつぶれるのです。
そうなる前のこの時期に、過去問演習を固めてやる必要があります。
もしかして、「今は解かないでください」という指示を出す塾は、こうしたスタイルなのかもしれません。
・夏は徹底的に基礎固めの復習の授業を受けてもらう。
・9月以降の塾の授業は、過去問演習だけに切り替える。
それならまあ、良いと思います。
平日でも塾に4時間くらいは拘束されているでしょうから、例えば2科目を解いてその解説授業をみっちりとやる、そうした塾なのかもしれません。
それとも、「今志望校の過去問を解いても解けなくて落ち込むだけだから」という優しい気遣い? まさか、「それで志望校を下げられでもしたら塾としては困る。だから解かせない」などという姑息な考えではないでしょう。
この時期の過去問演習は、解けなくても当然です。もし軽く7割解けるようなら、今受験しても合格します。
「解けない自分」と向き合うことが大切です。
もしお通いの塾から、「今はまだ解いてはダメ!」という指示が出ていたら、いつから過去問演習に着手し、入試までに何本解くスケジュールなのかを確認してみましょう。
★過去問の重要性、進め方についてのセミナー動画を公開しています。
ぜひご視聴ください。