
今回は焦らせることを目的とした記事になります。
受験は来年の春ではない
大人である保護者にとって、直近の受験体験は、大学受験です。国公立大学なら、前期日程が2月下旬、後期日程が3月中旬でしたね。
そして短い春休みの後は、4月の新入生生活が始まりました。
この記憶が曲者なのです。
「受験は春」
なんとなくこうした感覚が体に染みついてしまいます。
「もう6年生だから、来春は受験なのね」
「まだ5年生だから、そんなに焦らなくても」
その余裕、間違っています。
中学受験は、1月から始まります。
東京・神奈川の解禁日は2月1日で、そこからの数日間で全てが終わります。
つまり、受験は「春」ではなく「冬の終わり」に行われます。
7月からカウントすると、たった7か月しかありません。
今5年生だとしたら、19か月後に受験を迎えます。
大いに焦ってください。
6で割る
たとえば5年生だとして、19か月を6で割ってください。
3、あまり1ですね。
この6と言う数字は、4科目の学習時間を示しています。
算国は理社の2倍の時間をかけるのが普通です。
もちろん科目の得意・不得意はあるとして、あくまでも概算です。
つまり、受験までに算数・国語にかけられる時間は、それぞれ6か月分、理社にいたってはわずか3か月分ずつしかありません。例えば社会科なら、5年生の今ごろは、地理をやっているはずです。多くの塾では夏休み中に地理の復習をして、9月から歴史に入ることでしょう。
つまり今の段階では、歴史も公民も全く手つかずです。もちろん過去問演習もやっていません。それら全てを、わずか3か月で仕上げなくてはならない。
19か月というのはそれだけの時間です。
まして今6年生だとしたら。無駄にしてよい時間は1分1秒たりともありません。
親のゆとりは子どもに伝わる
「うちの子はまだ本気モードでなくて」
とてもよく聞きます。
小学生ですから、ひどい場合には入試一週間前になって、「あ、もしかして来週受験だ!」となるのです。
親としてもさぞかしイライラしていることでしょう。
でも、そのお子さんのゆとり、もしかして親のゆとりが影響していませんか?
「どこも受からなければ公立でもいいよね」
「そんなに高望みしなければ、どこかには受かるでしょ」
「まだ5年生なんだから、そんなに焦らなくても」
こうした大人の気のゆるみは、そのまま子どもに反映します。
何も、焦りまくってお子さんのお尻をたたけということではありません。
大人である親が、きちんと残り時間を意識して計画をすすめていかなくてはならない、そういうお話です。