
塾の新学年の授業が始まってから3か月が過ぎました。そろそろ夏期講習の案内も配られます。
このままこの塾に通い続けてよいのでしょうか。それとも・・・・。
転塾のタイミング
塾など、好きなタイミングで移ればよいのです。
とはいうものの、移りやすいタイミングというものはあります。
2月・・・塾の新学年がスタートします。移りやすい時期ですね。
春期・・・春期講習から移るのもよいタイミングです。
4月・・・小学校の学年の切り替わりも一つのタイミングです。
夏期・・・夏期講習というのも、移りやすいタイミングです。
現在通っている塾の夏期講習をお休みして、他の塾の夏期講習を試してみる。悪くない考え方です。もちろん、「夏期講習は大事です!」「毎年全員が受講しています!」と強力に引き留められることでしょう。
しかし、そもそも「転塾」の二文字が頭をちらついた段階で、今お通いの塾に義理立てする必要はなくなりました。もしかして「隣の芝生」なだけかもしれません。他の塾の夏期講習を受けてみたら、「やっぱり元の塾のほうが良かった」となるかもしれません。それならそれで、元の塾を信頼する気持ちが強くなるのですから、迷いが無くなってよいと思います。
選んではいけない塾
お子さんに合った塾、信頼できる塾を求めて転塾するとしても、選んではいけない塾もあります。
(1)無料テストからの勧誘
多くの(ほとんどの)塾では、無料のテストを実施しています。コストのかかるテストを無料にする理由はたった一つです。優秀な生徒を集める目的です。あるいは、優秀でなくても、一人でも多くの生徒を集める目的で、テストを無料で実施します。
勧誘トークの方向性は二つあります。
「優秀なお子さんですね! ぜひうちの塾で鍛えて上を目指しましょう!」
「算数が今のままではいけません。うちの塾なら算数を鍛えられます」
持ち上げて良い気持ちにさせるか、不安を煽るのか、どちらかのトークで勧誘しようとします。
テスト返却時に「学習アドバイス」の面談が行われる場合もありますね。もちろん目的はたった一つです。
このように、「積極的な勧誘」を行う塾は、選ばないほうがよいでしょう。理由はおわかりですね。「良い商品」なら、黙っていても売れるものです。「売れない商品」だから、必死に売り込むのです。
(2)無料体験講座を勧める
無料体験授業も、勧誘によく使われるツールです。これが、デパ地下の試食程度の一口サイズならともかく、おなかが一杯になる量だとしたら怪しすぎませんか?
他の通塾生は正規の講習料金を支払っているのに、外部の生徒だけ数日分の講習が無料であるなど、常識的にあり得ません。そうでもしないと集客できないことが明らかです。さらに、仮にその塾に通うようになったとしたら、今度は自分たちの支払った授業料が、どこかの外部生獲得のための原資となるのです。
(3)定員制で煽る
「もう残り〇名分しか空きがありません!」
こうやって、煽る塾もよく見かけます。もちろん嘘です。焦る必要はありません。仮に本当だったとしても、満席なら他の塾を選べばよいだけの話です。そもそも集客の仕方に品が無さすぎますね。
(4)今だけ半額(or入塾金ゼロ円!)
ネット通販ではないのです。そうやって集客に必死な塾を信頼できますか?
(5)特待生制度あり
塾の特待生制度は、合格実績を稼ぐためだけに設けられています。そうでもしないと優秀な生徒が集まらない塾がやる手法です。指導力が低いことが明らかですね。
(6)他塾を貶めるトーク
「今S塾に通っているのですが・・・」
「ああ、S塾は面倒見が悪いですから、成績は上がりませんよ。その点うちの塾はとことん面倒を見ますから」
よく聞く勧誘トークです。品位のないトークですね。
(7)謎の自信
「まかせてくれれば〇〇中に合格させます!」
「合格率100%ですから!」
自信が無さげな塾も困りますが、謎の自信を振りかざす塾は信用できません。
こんな塾には転塾してはいけません。
逆に、お通いの塾がこうした塾なら、移ることを検討すべきでしょう。
夏期講習を休むという選択肢
これは、昼間は家に子どもが一人になってしまうという場合は難しいかもしれませんが。
もしそうでないのなら、いっそ夏期講習は休むことも選択肢として検討してもよいと思います。
夏期講習は、どの塾も過酷すぎる密なスケジュールを組むからです。
もちろん必要なことを必要な量だけ指導したいからこそのスケジュールになるのですが、他にも2つ理由があるのです。
・稼ぎ時だから・・・これは仕方がないのです。
・他塾にとられないように囲い込む・・・残念ながら、これも事実です。
塾の思惑に乗るのも一つの手ですが、いっそ夏期講習はパスして、自宅でみっちりと親子で勉強に向き合うのも良いと思います。
塾を利用しない勉強については、拙著をぜひお読みください。
