
現在中1のみなさんは、ちょうど1学期の中間テストが行われている頃ですね。
このテスト、皆さんが思う以上に大事なテストだったのです。
公立中学の場合
公立中学校の中1最初の中間試験は、とてつもなく易しい出題だったはずです。
数学については正負の数と文字式、理科は植物の観察や実験装置の扱い方、社会は日本の地理の基本や世界の地名など。いずれも中学受験を経験した生徒なら鼻歌混じりでも解ける問題ですし、中学受験未経験の生徒にしても、学校の授業をきちんと理解して復習しておけば満点がたやすくとれたはずです。
新しい教科としてスタートした英語だって、簡単な自己紹介やBe動詞や易しい一般動詞程度です。
いずれも学校の教科書やワークを丁寧に学び、復習をしておくだけで点がとれたことでしょう。
そして、ここで「満点」レベルの得点をとることがとても重要だったのです。
学校の先生は、2か月ではまだまだ皆さん全員を把握はできません。
教師目線でいえば、「とてつもなく優秀で輝いている生徒」「まじめにこつこつ努力している生徒」「問題児」についてから把握していきます。ここで、「優秀」「努力家」とみなされることは大事です。
また、学校の進度にぴったり合った勉強では高校入試に届きません。学校よりも早いスピードで「先取り」していかないと、十分な入試問題演習ができないのです。
中高一貫校の場合
先生の目線で考えます。
中学入試問題は、さまざまな制約の中で出題されますので、学校の先生としては「不完全燃焼」で作った問題なのです。しかし、もう自分の生徒になったわけですから、先生が「これを出したい」「この問題で生徒を試したい」と考える問題を、リミッターを外して出題することができるのです。しかも、中高一貫校の場合は、学習指導要領にとらわれない授業が普通です。「趣味」といいたくなるほど、各先生方の個性が光る授業が行われます。学校によっては、検定教科書を配布はするものの、一度も開かないで授業が進むこともあります。先生オリジナルのプリントで授業が進む場合が多いですね。
しかも、学校によって異なる中高一貫校の授業の対策をしてくれる塾も参考書もありません。「授業命」で、いかに集中して理解していくのかが大切です。
今回の中間テストは、まさにそうした生徒たちの「学習姿勢」が問われるものでした。
しかも進度はとてつもなく早いのです。中2の半ばで、中学生の範囲は終了し、「数1」が登場するのも普通です。
このスピードに置いていかれると、正直にいってリカバリーは困難です。
今回の中間試験で「好成績」だった場合は、期末試験もその状態をキープしましょう。
もし「やらかして」しまった場合は、期末試験に全力を注いでください。
この際、「遊び」は排除しましょう。「第一志望校に合格したら思い切り遊んでいい」期間はとっくに終わっているのです。