
保護者からの相談で多いものに、「習い事を辞める時期」があります。
今回はこうした話題です。
最近の子どもは習い事が多い
別に統計やアンケートをとったわけではありませんが、最近の子どもたちは習い事が多いですね。
運動系・・・水泳・サッカー
芸術系・・・ピアノ・ヴァイオリン・バレエ・ダンス
学習系・・・英語・公文・習字
すぐに思いつくのはこんなところです。
ベネッセのデータによると、こんな順位となっていました。
水泳
語学
補習塾
ピアノ(電子オルガン)
習字
サッカー(フットサル)
計算・漢字
受験塾
ダンス
体操・リトミック
ダンスというのはバレエとは違う分類のようですね。バレエ、もっと人気だと思っていたのですが。
新しいところでは、プログラミングも人気のようです。
生徒や周囲に少しだけリサーチしてみたところ、小学校低学年までは2~3程度の習い事に通い、高学年になるにつれて減る傾向がありました。明らかに「受験勉強」が原因です。
さらに、中高一貫校に進学した卒業生によると、中学生になっても継続している子もいるが少数派だとか。女子でバレエ・ピアノ(ヴァイオリン)を続けているケースが少しいる程度のようです。男子はいちどリセットがかかるようで、小学生から続けている子は少ないようでした。
習い事継続は中学受験に不利か?
これは考えるまでもありません。不利に決まっています。
単純に時間が無いからです。
しかし、合格体験談を読むと、習い事を継続していたけれど合格した、というものが目につくのが厄介です。
「ピアノだけは週1回レッスンを続けました。練習時間はたくさんとれなかったけれど、気分転換になって良かったようです」
のようなものですね。
これは、「うまくいった」から書ける内容です。
習い事を継続したせいで不合格になった、とはなかなか書けません。しかも不合格の原因を習い事だけに押し付けることもできませんから。
合格を第一目標にするのなら、習い事は辞めるべきなのは論理的帰結です。
辞める時期
習い事の種類にもよりますね。発表会や大会を節目と考える方も多いです。
私からのアドバイスとしては、遅くとも6年生になる時には辞めるべきだと思います。
「あと1年!」の受験学年になるタイミング(正確には5年生の1月末)で、受験に向けてすべてのリソースを集中すべきだからです。
ただし、「成績が下がったらやめる」というのは避けましょう。
これは、辞める時期の判断をする責任放棄なだけだからです。情操教育や身体作り等の目的で始めた習い事を、「テストの点」で判断するのはおかしな話です。
英語は継続すべきか?
運動系や芸術系の習い事は辞めるとして、迷うのは英語だと思います。
中学校に進学したら確実に必要になる勉強です。しかも1年全く手つかずだと英語力が落ちるのは確実です。
しかし、これも心を鬼にしてやめましょう。
英語の勉強なら家で自学が可能です。1日5分、10分程度の時間を決めて、そこで英語を継続するくらいがせいぜいだと思います。「現状維持」を目標とすべきです。
受験直前の1月を想定する
あと数日で受験を迎える、そうした切羽詰まった日に、ピアノ教室(バレエ教室・英会話等)に行く余裕があるでしょうか?
しかも、入試直前の1時間と、夏休み前の1時間、同じ1時間ですから、やれる勉強量も同じです。