
今年もこの話題を記事にする時期になりました。
中学受験が終了したみなさんへの提言です。
中学校の勉強が基本
中学受験は、小学校の勉強内容では物足りないどころか、まったく役にはたちませんでした。そこで、受験のためには塾にみな通ったのです。
(本当は、塾に行かなくても中学受験も合格も可能です。卒業生に聞いたところ、東大の推薦を狙っている先輩は塾に行かずにその中学へ進学したそうでした)
しかし、中高生の勉強は、学校が基本です。
集っている生徒たちは、受験という関門を突破した生徒ばかりで、粒揃いです。教えてくれる先生方も、そのレベルの生徒の指導に長けた有能な先生ばかりです。学校も、練りに練ったカリキュラムをシラバスに落とし込んでいます。実験教室や多彩なプログラムも充実しています。
せっかくそんな恵まれた環境にいるのです。そもそもそうした環境を目指して受験したはずです。
それなのに、なぜ学校の勉強の優先順位を下げるのでしょうか。
まずは学校の授業に全力集中し、宿題を完璧にこなし、疑問点は先生に相談しましょう。
定期試験で全教科満点をとってから、塾を考えてください。
学校の勉強が物足りないとき
もし、大して努力しないのに定期試験も小テストも常に満点をとれるのなら、もしかしてあなたの実力と学校のレベルが合っていないのかもしれません。
負荷のかからない勉強は、成長にはつながりません。
その場合は、より高度な学習環境を求めて塾に通うのもよいでしょう。
もちろんその前に、学校の先生に相談してください。それだけ優秀な生徒の相談なら、先生方も張り切っていろいろ教えてくださるはずです。
学校の授業についていけないとき
学校の授業についていけない生徒にフィットした集団指導塾は存在しません。学校とは異なる教材・異なるカリキュラム・異なる進度で授業が進みますので、そんなところに通ってしまうと傷口が悪化します。
そもそも時間が無い
中学校からの帰宅時間を考えると、塾に通うことで、家庭学習時間がなくなります。
学校の授業中に塾の宿題を内職していて先生に怒られる。そんな話はよく聞きますね。
本末転倒です。
家庭教師・個別指導塾はあり
学校のカリキュラム・進度と異なる指導は弊害なのですが、学校の進度に合わせた指導を頼める家庭教師や個別指導塾ならよいでしょう。
ただし、これも「力のある良い先生」が見つかれば、の話です。
家庭教師や個別指導塾は、教師の力量が玉石混交なのです。
ためしに、大手個別指導塾の求人募集広告を見てみてください。
A社は、学生アルバイト講師の時給が1600円~となっています。
B社は、同じく学生アルバイトの時給が1250円~となっています。
東京都の最低時給は、1226円です。ちなみにマクドナルドを見ると、高校生で1310円~となっていました。
つまり、個別指導塾には、高校生以下の時給で教える学生講師がいるのです。指導力に期待するのは酷というものですね。
まして中高一貫校生なら、せめてプロの指導を頼みましょう。
また、学校では指導してもらえない内容を教わるために通うのは良いと思います。
・将来フランスに留学したいので、今からフランス語教室に通う
・英会話力をもっと鍛えたいので、英会話だけ習いに行く
・とにかく教養不足を何とかしたいので、そうしたことまで教えてもらえる先生につく
こういう目的意識を持った塾通いなら良いと思います。
自分にとって必要なことを自分で判断する
これが小学生の中学受験勉強との最大の違いです。
周囲が皆塾に通っているから
親に言われたから
そんな理由で塾に行くのは間違っています。
とくに、受験産業は巧妙です。あの手この手で不安を煽るのです。
・今だけ入塾金免除
・すぐに定員が埋まります
・指定校の生徒だけ、今だけ無試験で入塾できる
もし学校の勉強だけで完結されると、受験産業はつぶれますので。
そんな文言に惑わされずに、自分にとって必要なものを自分で見極めてください。