
1月入試が始まっています。
進学希望の学校ならもちろん、たとえ「お試し受験」といえども、試験の出来具合を気にするなというほうが無理ですね。
そして合否結果。うまくいけばよいのですが、そうでなければ親子ともども落ち込むのは当然です。
しかし、ここであえて強調します。
終わった試験は気にしない!
◆入試問題の見直しはしない
今までは、模試の見直し・間違い直しが大切でした。
しかし入試問題は違います。試験会場を一歩でたら忘れてください。1科目終了したら忘れてください。
はたして自分の出した答でよかったのかどうか。思い出せなかったあの知識は何だっけ?
気になるのはわかります。でも、決して振り返らないでください。
今さら振り返ってみたところで、結果は変わりません。
それよりも、「しまった! やっちまった!」という動揺のほうが、はるかに悪影響なのです。
まして、塾の先生に問題を持って答を聞きにいくなどもってのほかです。
◆不合格を引きずらない
これが難しいのはわかります。気にするなというほうが無理なのはわかります。
でも、明日もまだ入試は続くのです。
不合格を嘆くのは、すべてが終わってからにしましょう。今は一時心の引き出しにしまって鍵をかけておいてください。
◆合格で浮かれない
第一志望校の合格なら話は別です。その時点で受験終了ですから。
でもそうでない場合、明日もまだ入試は続きます。
本命校はこれからです。
今浮かれている場合ではありません。
私の経験をお話します。
1日に開成→3日に筑駒、と受験する生徒と、1日に駒東→3日に筑駒、と受験する生徒がいます。同じ学力だとすると、どちらの受験生のほうが、筑駒に合格しているかわかりますか?
圧倒的に、開成→筑駒 の受験生です。
理由は簡単です。開成の合格発表は3日なのに対し、駒東の合格発表が2日だからです。つまり、開成→筑駒と受験する生徒は、まだ開成の合否結果がわからないまま、最難関の筑駒に挑まなくてはなりません。それに対して、駒東→筑駒と受験する生徒は、2日に駒東の合格発表を確認してから3日の筑駒の受験に臨みます。
「やった!駒東合格した!」という前日の「おめでとう気分」を残したまま筑駒を受験する。そのわずかな心の油断が、入試結果に如実に反映するのですね。
本当は、合否を確認しないで筑駒に臨むくらいでちょうどいいのですが、さすがにそうもいきません。駒東の合格発表は2日の9時、そして手続き締め切りが同じ日の16時ですから。それでも、「この合格はただの通過点にすぎない。本番は明日だ!」と冷静に過ごしましょう。
◆入試が終わったら、入試のことは忘れよう
たまに(よく)いらっしゃいます。第一志望が不合格で、他の学校に進学したのに、いつまでも第一志望校のことを引きずる方が。
「先生、〇〇中学(第一志望)は今年は難しかったのですか?」
「〇〇中学は今年は算数で差がついたと聞きました。うちの子は算数で失敗したっていってたので、それが原因ですよね?」
「今年は、△△中学が相当厳しかったので、その影響で〇〇中学にできる子が集まったって聞きました」
こんな風に、不合格だった学校の情報、それも根拠の怪しい情報をいつまでも気にするのです。
これでは子供が不憫です。
進学した学校が第一志望になるのです。