中学受験のプロ peterの日記

中学受験について、プロの視点であれこれ語ります。

【緊急アドバイス!】中学入試まであと2週間の過ごし方

中学受験生のあと2週間の過ごし方についてまとめました。

早寝・早起き

 すでに昨年末から、早寝早起きリズムへと切り替えているはずです。

もしまだ11時過ぎまで勉強しているようなら、今すぐに切り替えてください。

医者によると、小学6年生の適切な睡眠時間は9時間~12時間だそうです。

12時間! 朝6時起床の場合は、夜6時就寝!

これはさすがに現実的ではないですね。それでも最低の9時間は確保しましょう。

朝6時起床なら、夜9時に就寝(ベッドに入る時刻ではなく、眠りに入る時刻)が最低ラインです。

「そんなこと言っても、塾が9時半まで授業だし、それから質問したりして、帰ると10時半になるよ」

その塾は、行くのを止めましょう。あと数回の授業、別に休んだところで支障はありません。どうしても塾に行くのなら、せめて早退させるべきですね。

そもそも「まとも」な塾なら、6年生のこの時期は生徒を1分でも早く帰すことに心を砕いているはずなのです。

生活リズムの修正は、いわば「時差ぼけ」を解消することに似ています。普段から遅くまで起きている子が、いきなり早くベッドに行かされても寝られないのです。

 

食事のリズム

生活時間の最適化には、食事のタイミングが大きく影響します。

そうは言っても、塾に行くとなると、夕食時間が大きくずれますね。

大半の家庭では、小学校から帰ってからお腹にたまるおやつ、塾から帰ってから簡単な食事、と言うやり方で乗り切ってきたと思います。

褒められたやり方ではありませんが、他にやりようがありませんでしたね。

しかし、入試にベストの体調で臨む、そのために早寝する、それを考えると、食事のリズムも「普通」に戻す必要があります。

私がこの時期の塾通いに否定的なのは、これも理由です。

できれば塾は休ませましょう。

「リモート受講」できる塾なら、そうしましょう。

どうしても塾に行くのなら、せめて早退させましょう。

論理的に考えるのなら、それが結論となるはずです。

 

小学校は休む

毎年のように、体調不良により入試で実力を発揮できずに涙をのんだ生徒がいます。

コロナやインフルエンザのようなわかりやすい感染症以外にも、「風邪気味で発熱」により保健室受験となった生徒もいます。

もちろん、無菌室に隔離するのでもなければ、小学校を休んでも感染リスクはゼロにはなりません。しかし、1%でもリスクが下がるのなら、学校は休むべきだと思います。

これだけ中学受験が「一般化」した現在、そのことを揶揄する人はいないでしょう。仮にそうした人がいたとしても、今後お付き合いする価値のない方です。

私の知人に、中学受験がさかんなエリアの小学校の校長をしている方がいます。その校長先生がおっしゃっていました。「1月に休む生徒はたくさんいます。一人の教師として、彼らの受験の成功を祈る気持ちしかありません」

教育者なら当然のことですね。

 

親の体調管理

子どもの体調管理については、今さら私ごときがアドバイスするまでもなく、各御家庭で最大限の努力をはらっているでしょう。

しかし、親の体調管理はどうでしょうか。

入試期間中は、親も忙しいのです。とくに最近は午後入試も増えましたので、夫婦で連携しながら、子どもを受験に連れていったり、合格発表を確認して手続きに行ったりしなくてはなりません。しかも神経をすり減らしながら。

この時期に大切なのは、「親が平常心で笑顔で子どもに接する」ことに尽きると思います。とくに入試結果が思わしくないときこそ、親の真価が問われます。

体調が悪いときは、そうした心のゆとりもなくなります。

また、せっかく子どもに小学校を休ませて感染リスクを下げているのに、親が感染して家に帰ってきたのでは何にもなりません。

さすがに「新年会」をやる風潮は廃れたと思いますが、この時期は、家庭>仕事の優先順位で体調管理に勉めましょう。

 

ネット断ち

ネットのブログでこの提案をするのも自己矛盾していますが、大切なことです。

ネットニュースやブログ・SNS等、この時期の「入試関連情報」にはろくなものが流れていません。受験生の保護者の不安を煽るような内容ばかりです。

これは、「受験生の成功を祈って善意のアドバイス」の記事よりも、「不安を煽る」記事のほうがアクセス数が稼げるからですね。

こうした「負」の情報、ついつい見てしまいがちです。だからこそ、この時期の「ネット断ち」を推奨します。

 

ママ友断ち

私には「ママ友」はいないのでよくわからないのですが、生徒の母親に聞く話を総合すると、実にいろいろな方がいるようですね。

ある塾では、生徒の成績を廊下に張り出していたそうです。すると一人の生徒が、他の生徒の成績をせっせとノートに書き写していたのだとか。「何をしてる!」と教師が咎めたところ、「ママに写してきなさいって言われた」のだそうです。

ある小学校では、入試終了後に、A子さんのところに「ねえ、A子ってどこ受かったの?」とB太君が聞きにきました。「なんであんたにそんなこと言わないとならないのよ!」と逆切れされたそうです。A子とB太は塾も一緒で、A子は塾でも成績トップで知られていたのですが、入試は不本意な結果に終わったのですね。実はB太は母親から「A子ちゃんの結果を聞いてきなさい」と言われていたのです。入試結果については、本人の口から言うのでなければ他人が聞いてはいけない、というのが常識です。

 

この時期のママ友とのお付き合いは、適度に距離を置くのが原則です。

「今はいろいろばたばたしているから、落ち着いたらランチしようね」

こう言われれば誰もが察します。それが大人の対応というものです。

全てが終わるまで連絡を絶ったところで、何も問題はありません。

 

※受験生同士の親

CさんとDさんは、どちらも中学受験経験者です。塾も同じ、いわゆる「塾友」の付き合いが30年も続いていたのです。今度はお互いの子どもたちが受験年代となりました。「受験がうまくいってもそうでなくても、2月中旬にランチしよう」と日時を決めて約束し、しばらく連絡を絶ったのだとか。受験結果、親戚や知人も気にしています。もちろん応援する気持ちから気になるのです。しかし、相手から連絡してこないと、こちらから聞くこともできません。だからこその約束、なかなかわかっているCさんとDさんでした。

 

昨年も同様の記事を書いています。こちらも参考になります。

peter-lws.net