
今日は理科の話題です。
教養に「理科」「社会」の区分けをするのにはあまり意味がないと思います。面白いと思ったことを調べることは大事ですから。
今回ご紹介したいのは、理科の資料集なのです。
中受・高受・大受を問わず、理科の学習に資料集は欠かせません。おそらくみなさんも中学受験用に何らかの理科資料集を活用していることでしょう。
しかし、どうしても小中学生用のものは、「簡易版」の匂いが前に出ていて、もう一つ大人にとっては「面白く」ないのですね。
そこで書店を探していて見つけたのがこちらです。
化学物質や実験について写真で見やすく解説されています。
さらに、各ページのQRコードから、物質や実験の動画を見ることができるようになっています。
私がこれを気に入った最大の理由は、その詳しさにあります。これは、物理編・化学変・生物編・地学編と4分冊にしたのが正解ですね。分厚くなりすぎないので開きやすく持ち歩きしやすいのです。その分、内容は大人の学習にたえうる詳しさとなっています。例えば、有機化学についても、理系大学を目指す高校生が高2・3年で学ぶのは「ベンゼン環」あたりですが、この資料集には単糖類や二糖類、ビタミンといった栄養有機も出ています。また、こういう資料集は、調べたいことが載っていないと次に開く意欲が失せるものですよね。多少詳しめのほうが使えると思うのです。
あまりに面白かったので、他のシリーズも買ってしまいました。
全部買っても一冊1000円程度ですから。
生物については、こちらもお勧めです。こちらのほうが、より参考書っぽいテイストです。パラパラと暇つぶしに開くのなら上の「数研出版」のものを、まじめに勉強するのならこの「実教出版」のものが良いと思います。

遺伝や発生、体内環境の調節機能など、はるか昔に学んだっきりでしたのでだいぶ忘れていました。
最近、大学受験用の「国語便覧」が話題になりましたが、教科書の副読本の位置づけの資料集の類って、価格もこなれていますし、内容が濃くてとても面白いと思うのです。
これらの本が安いのには訳があります。販売部数が、一般書籍とは桁違いだからなのです。
実用書の初版部数は数千部です。ところが、学校の副読本として購入してもらえば、1学年300名の学校三十数校の採用で、たちまち1万部の販売となります。しかも、一度食い込めば、毎年購入してもらえるのが普通です。そのため、各出版社は、教科書や副読本の制作に力を入れるのですね。内容が濃いのに安いので、つい嬉しくなって何冊も買ってしまいます。
調べたいことがピンポイントでわかっているのならネットで検索するか、生成AIに助けてもらうのもアリでしょう。ただし、ネット情報については、それが正しい情報なのかどうかを見分けるスキルがこちらにも必要となります。あまりに「無知」な状態でのネット検索は危険なのです。
これらの資料集に載せられている情報は、本当に科学分野の基礎の基礎レベルにすぎませんが、これくらいの情報がわかっていないと、ネット検索もままなりませんからね。
ぜひお手元に置いて開いてみて欲しいと思います。




