中学受験のプロ peterの日記

中学受験について、プロの視点であれこれ語ります。

子どもへの「真面目で役立つ」クリスマスプレゼントの提案

そろそろクリスマスですね。

ここで、「それは日本の慣習ではない!」などと野暮なことはいいません。

子どもたちは楽しみにしているのです。特にプレゼントを。

そこで、生徒たちからリサーチしてわかった、「本当に子どものためになる」プレゼントをいくつか紹介します。

まだ間に合います。

顕微鏡

 これ、私が子どもの頃欲しかったものです。念のため生徒にリサーチしてみると、「欲しい!」という声が男子からあがりました。

 しかし、少し調べてみると、高いのです。まともな光学メーカーのものなら5万円以上します。さすがに小学生に買い与えるには高すぎると思います。1万円以内や5000円以内で買えるものもあるのですが、顕微鏡のような光学機器ではありえない価格で手を出す気にはなれないですね。確実に後悔しますので。

 また、「デジタル顕微鏡」なるものも見つけましたが、これも私なら手を出さないです。スマホ程度のレンズとセンサーで、デジタル処理で拡大するだけです。画質が荒れて実用性が無いことが買う前から予想できます。

 

 そこで、手頃な価格で、良さそうなものを探しました。

 

ケンコー(Kenko)  Do・Nature 60-120倍 

これは、120-240倍のものもあり、価格もほとんど変わらないのですが、60-120倍のものを強く推奨します。光学系は倍率を上げるのは簡単なのですが、レンズの精度が高くないとかえって見づらくなります。しかも手振れの影響も強く出てピントが合いづらくもなるのです。60-120倍もあれば、十分にミクロの世界を堪能できますので。

本格的な顕微鏡ではないですが、持ち歩いて野外観察をするにはかえって使いやすいと思います。しかも3000円以内で買えるところが素敵です。ケンコーはレンズメーカーですし、悪くないと思うのです。

 

同様の商品ですが、学校用文具や実験道具を出している「レイメイ藤井」からはこれが出ています。実は私が買ったのはこちらです。倍率は同じく60-120倍です。普通に対象物を照らすライト以外に、なぜかUVライトもついています。これはこれで遊べると思います。たしか2000円ちょっとで買ったと思います。

 

◆ルーペ

もう少し手軽なものということなら、高倍率ルーペもいいと思います。

普通のルーペは2倍~4倍程度、まあ3倍くらいまでが使い勝手が良いのですが、すでに持っていると思いますし、プレゼントの「スペシャル感」が薄いですね。そこでおすすめなのがこういうやつです。

実はこれも私は持っています。指にとげがささったときにとても助かっています。これも3000円以内で買えますし、喜ばれると思います。ビクセンは、ケンコー同様「低価格帯」光学機器メーカーと私は認識していますが、悪くなかったです。

 

双眼鏡

 これも子ども心をくすぐりますね。ネットを調べると、2~3000円程度の激安の商品が多数ヒットしますが、絶対に手を出してはいけません。双眼鏡はかなり高度な光学系ですので、きちんとした光学メーカーのものでなければ信用できませんので。

また、「オペラグラス」という名称で折り畳みのものもありますが、これも裸眼で見たほうがマシな程度の見え方です。

細かいことをいうと、双眼鏡には3種類あります。『 ガリレオ式 』 『 ポロプリズム式 』 『 ダハプリズム式 』の3種です。ガリレオ式というのは古典的な光学系で、周辺がゆがんで視野が狭いという弱点があります。安価な「オペラグラス」はこれですね。買うと後悔します。ポロプリズム式は、双眼鏡というと真っ先に連想するようなもので、少々ごついですね。ダハプリズム式は、すっきりスマートなものに使われていますが、加工精度が要求されるため高価です。

いくら子ども用とはいえ、見づらいものを買うと後悔しますので、大人になっても使えるものをお勧めします。注意点は以下の4つです。

 

(1)高倍率のものは買わない

 双眼鏡は基本的に手持ちで使います。10倍を超えるものは、手振れがひどくて実用的ではありません。かといって、「手振れ補正機構」が備わったものはいきなり大型で高価になります。どう考えても特殊用途です。

私なら、6倍~8倍のものを買いますね。これくらいが最も使いやすいのです。将来、「推しのライブ?」に行くときに重宝するでしょう。

 

(2)なるべく大口径を選ぶ

 双眼鏡の見やすさは、口径に比例します。低倍率で大口径のものは見える範囲が広くて本当に使いやすいのです。ただし大きく重くなりますので、このあたりはバランスですね。

 

(3)ズーム式は買わない

 よく通販で見かけますね。7倍ー21倍などというものが。ひどいものになると、10倍-100倍などといった高倍率をうたうものまであります。頑丈な三脚固定でないと使い物にならないでしょう。しかも三脚も安価なものはぶれますので、数万円は出さないとなりません。さらに光学系の精度も必要です。つまり、安いものは「おもちゃ」レベルということです。

 

(4)光学メーカーのものから選ぶ

ライカやツァイスのものは最高ですが、さすがに子どもに買い与えるものではないでしょう。ニコン・キャノン・ペンタックス・ビクセンあたりなら信頼できると思います。

 

私が買ったのはこれです。ニコンはさすがに日本のトップブランドだけあって高いのですが、これはリーズナブルです。私は8000円ちょっとで買いました。色も各色あって、プレゼント向きですね。倍率は8倍、口径は21mmです。コンパクトで使い勝手が良い双眼鏡です。

実は、買うときに最後まで迷ったのがこちらです。

価格はほぼ同じで、倍率も同じ8倍ですが、口径が40mmもあります。スペック的にこちらのほうがはるかに見やすい(明るくて視野が広い)ことはわかりきっています。あとはこのごつさをどう考えるかですね。私は野鳥観察も天体観察もしません。ハワイのコンドミニアムのバルコニーから景色を眺めるとか(まだ実行できていません)、ミュージカルやコンサートで使うことを考えて、コンパクトを優先しました。自然観察目的ならこちらをお勧めします。

 

◆単眼鏡

 実は、双眼鏡ではなく単眼鏡というのもプレゼントとしては良いと思います。

私はこれを買いました。単眼なのに、双眼鏡の半分の価格ではありません。1万円ちょっとします。

これは4倍でかなりコンパクトです。首から下げていても気にならないサイズです。

実はこれが活躍するのは、美術館なのです。絵や彫刻に接近しなくても細部がよく見えます。柵越し・ガラス越しでもしっかりと美術鑑賞ができるのですね。ピントが合う最短距離が20cmですので、拡大鏡的な使い方もできるのがポイントなのです。

そう思って旅行に持ち歩いてみたのですが、ルーブルでも大英博物館でもウフィツィ美術館でも活躍しませんでした。とんでもない名画の数々が無造作に展示されていて、至近距離からじっくりと堪能できるので、使う必要がなかったのです。美術館では使いませんでしたが、ロンドンのミュージカルやクラシックコンサートでは役に立ちました。

 

ニコンの単眼鏡、この前の型を昔愛用していました。どこかで失くしてしまったのが残念です。親戚の子にプレゼントしたら喜ばれた商品です。

さすがニコン、くっきり鮮明に見えます。そしてこれは、妙に軽いのです。持ち歩きには良いのですが、その反面、12000円もするのに、そうは見えないプラスチッキーな商品です。自分で買うのならまだしも、プレゼントにすると、5000円以下にしか見えないのが悲しいです。プレゼントするなら、ニコンのブランド価値と価格をしっかり伝えないとなりませんね。

 

地球儀

プレゼントの王道は、「自分でお金を出してまで買わないが、欲しい」という品物を選ぶことですね。地球儀はまさに王道でしょう。

実は中学入試の勉強に地球儀は必須です。

peter-lws.net

この記事でも紹介しましたが、この地球儀が一押しです。

価格は5000円程度です。今みたら4761円でした。私も持っていますが、学習用地球儀として過不足ないものです。

 

 Bluetoothスピーカー

 今は音楽はスマホで聴く時代ですね。昔のように、オーディオ機器をリビングに置く家庭も少なくなりましたし、CDですら買わなくなりました。

しかし、イヤホンで聞くだけというのも寂しいですね。せめて Bluetoothスピーカーを使ってもらいたいと思います。

私のお勧めは、Ankerのスピーカーです。5000円以内で買えると思います。実はこの1世代前のAnker Soundcore Mini を愛用しているのですが、このサイズからは信じられないような良い音がします。しかも形状を見てもわかるように、ステレオではないので、置く場所も向きもこだわらないところが気軽で良いのです。さらに1000円足せば上位機種の四角いステレオタイプも買えますが、プレゼントではこちらかな。青とか赤など目立ってきれいな色だと思います。

 

kindle

ご存知電子書籍リーダーです。

その便利さは今さら言うまでもありません。普通の本を持ち歩くよりも軽く、大量の本を持ち歩けるのが最高です。大人ならスマホアプリで読めますが、子どもには専用機が良いのです。

これは本好きの子にしか刺さらないプレゼントですね。

カラー版もあるのですが、漫画を読ませるつもりはないので、一番ベーシックな白黒版のほうがお勧めです。

今だと19980円と少々高いですが、末永く活用できますので。時期によっては13980円に値下がりするときもあるようです。

 

百人一首

おもしろい物を書店で見つけました。

普通の百人一首の札に、「読み上げ機」がついています。

実は百人一首の読み上げアプリはスマホですぐに探せるのですが、子どもにはスマホを与えたくはないですね。この読み上げ専用機は実にシンプルで、実用的だと思います。

正月に備えてこれを買って一人で特訓しようかどうしようか、私も現在迷っているところです。3850円なら買ってもいいかな?

百人一首、覚えておくと、中学生になって国語・古文で役立ちます。