中学受験のプロ peterの日記

中学受験について、プロの視点であれこれ語ります。

【中学受験】出願写真の用意

この時期になると、毎年質問される項目があるのです。

「願書の写真は写真館できちんと撮影してもらったほうがいいですよね?」

写真は何でもよい

もう最初から結論を書きます。

写真なんて何でもいいのです

そもそも写真が必要とされる意図を考えればわかります。受験時の本人確認のためだけです。

したがって、顔が判別できる写真なら何でもよいのです。

そんなわかりきったことを、それでも気にする人のなんと多いことか。

 

・〇〇写真館はやっぱり丁寧に撮ってくれたのよ

・利発そうな写真でないとね

・〇〇写真館で撮ると合格しやすいって聞いたの

・うちの子でも賢そうにうまく調整してくれたから

・きちんとした写真は熱意が伝わるから

 

まさかとは思いますが、そんな根も葉もないデタラメを気にしたのではないと思いますが。

 

そもそもそうした「都市伝説」はいったいどこから湧いて出たのか?

試しに、「受験・写真」で検索をかけてみると。

 

「受験や願書用の証明写真は表情や姿勢が大事!」

「ミライコンパス対応中学受験写真の予約を受付けております。」

「お受験用写真は、第一印象を左右する大切なもの。〇〇写真室では、豊富な経験を持ち、受験事情にも詳しいカメラマンが多数在籍。」

「年間4500件以上安心の撮影実績. 慣れない撮影で緊張してしまっても大丈夫。経験豊富なスタッフが、撮影時に表情や身だしなみのアドバイスを行います。」

「ミライコンパス対応。好感をもたれるお子様写真撮影!撮影技術と画像修正技術が高い!」

「中学受験願書写真撮影は各種写真サイズ制作からミライコンパス などの WEB出願に対応しています。受験票に貼る写真は合格に導く自信に溢れた表情を引出し、・・・」

 

まあ出るわ出るわ。これらは全て写真館・写真スタジオの宣伝です。

「合格に導く自信に溢れた表情」には思わず笑ってしまいました。

そんなもので合格できるなら苦労はありませんね。

今どき、写真館で写真を撮る人は激減していると思います。成人式には参加せずに写真だけ撮りに行った、そんな話を聞くくらいでしょうか。デジタル化と少子化の中、写真館としても、生き残りをかけて必死なのはわかります。

わかりますが、そんな思惑にのせられることは無意味ですね。

 

さらに、こんなものも見つけてしまいました。

「受験用の撮影に慣れているため、お子さまのベストな表情を引き出してくれたり、複数枚撮影して写真を選ばせてもらえる所も多いです。お子さまの魅力を引き出してほしい、納得のいく写真を使いたいという方は、写真館での撮影がおすすめです。・・・受験シーズンは混みあうため、希望の日に予約をしにくくなります。早めに予約するように心がけましょう。」

てっきり写真館の宣伝かと思いますが、これは塾の発信している情報です。

プロであるはずの塾までがこんなことを言っているとは驚きました。

 

 

スピード写真機を推奨

 

実は、以前に出願写真については詳しく記事にしています。

peter-lws.net

その記事では、このように結論づけました。

 

自宅で撮影>>>近所の写真店>高性能スピード証明写真機>>>写真館

 

とにかく、受験生には時間が無いのです。

私が写真館を勧めない理由はそこなのです。

電車に乗って遠くの「有名写真館」に撮影に行く。こんなに不毛な時間の使い方はありません。その時間があれば、過去問が4科目解けます。どちらが合格により近づくかは言うまでもありません。

 

もし自宅から徒歩5分でそうした有名写真館があったとしても、撮影時間がかかります。はっきりいって時間の無駄です。1時間あれば、社会科の過去問を1本解いて間違いなおしまで完了しますよね。

さらに、あえていうと高価です。受験時にはお金がとても必要です。写真ごときに無駄な出費をする必要はありません。

 

一番安上がりで時短になるのは自宅撮影ですね。スマホとPC、あとは多少のスキルさえあればこれで問題ありません。

スキルといっても、写真のサイズ調整くらいです。Photoshopレベルの高度なアプリなどなくても、Windows附属の写真アプリでサイズとデータ量は調整できますので、これで十分です。プリントはコンビニを使えばよいのです。

 

しかし、今は私も少し考えが変わりました。

 

高性能スピード証明写真機自宅で撮影>近所の写真店>>>>写真館

 

この優先順位でお薦めします。

実は、近所にあったスピード写真機で試し撮りをしてみたのです。とくに使い道はなかったのですが、最近のスピード写真機の実力はどうかな、と確認してみました。

すると、悪くない写真が撮れました。もちろん「盛った」写真にはなりませんが、そんなもの不要です。顔さえ判別できれば良いのですから。

データもダウンロードできます。

私が利用したのは、「証明写真機 Ki-Re-i」という、いささか気恥ずかしいネーミングのマシンでした。

撮影前に、無料アプリ「Ki-Re-i Photo(証明写真&写真プリント-ピプリ)」をスマホにダウンロードしておけば、ダウンロードしたJPEGデータをアプリで簡単にサイズ調整もできます。

知らない間にこんなに進化していたのですね。

これならもう、家で白い壁や適度に外光が入る場所を探してウロウロする必要もなくなりました。

1000円程度で済むのなら、もうこれでいいと思います。

 

※念のため、出願校の募集要項を確認してください。スピード写真不可などという学校はもう無いとは思いますが、念のため。