
前回の記事で、子どもの合格のためには、親も受験に詳しくなければならない、と書きました。
しかし、具体的に何をどれくらいどのようにやればよいのか?
そもそも何から始めればよいのか?
そうした質問もよく受けるのです。
そこで今回は、より具体的なアドバイスを書くことにします。
入試問題を1本解く
まずやるべきことはこれです。
お子さんの志望校は決まっていますよね?
いやいや、まだまだ。
そうおっしゃる方は多いのですが、それは嘘ですね。
本当は、「あの学校に進学してくれたら嬉しいんだけどなあ」と憧れている学校があるはずです。
現時点のお子さんの学力は脇に置いておいて、まずはその憧れの学校の入試問題を解いてみましょう。
例えば、洗足学園が第一志望の学校だとします。
書店に行って、過去問題集を1冊買ってきましょう。
「声の教育社」という出版社が、あらゆる学校の過去問題集を出版しています。
書店の一画を黄色とオレンジ色の表紙の問題集が占めていますのですぐに見つかると思います。
※BOOK OFFで買わない
ブックオフに限らず、問題集については古書店で買うのはやめましょう。解答が欠落していたり、へんな書き込みがあったりして使いづらいです。第一、どこのだれが使ったのかわからぬ入試問題集など、縁起が悪いじゃないですか。
※売り切れ注意
過去問は、毎年6月頃に書店に最新のものが並びます。しかし、出版部数は多くはありません。それはそうですね、翌年の2月を過ぎれば返本されるものですので、出版社としては返本はそのまま廃棄処分にします。つまり多めに印刷・出版することはないのです。過去問は、夏に着手する家庭が大半です。だいたいがそこで売り切れてしまうのです。(もちろん全て売り切れることはないですが)
買うなら今すぐに書店に行ってください。
学校によっては、入試問題の過去問をHPに公開してくれています。実にありがたいですね。さらに、学校が作成した正式な模範解答が公開されていたら、感謝しかありません。受験生フレンドリーな学校です。
ちなみに、洗足学園はそうした学校の1つです。なんと先生の採点者所見まで公開されているのです。
小さなことですが、こうした姿勢も洗足の大躍進の一因だと思います。
おそらく、国語は問題なく解けるでしょう。
理科・社会については、得意・不得意で得点は分かれます。もしかして社会科のほうが、知識が相当抜けていて苦戦するかもしれません。
そして一番苦戦するのが算数でしょう。
数学と算数はまるで別物です。方程式を立てずに解答する算数の解法など、知らないor忘れていますので。
どの程度の山に子どもが登ろうとしているのかを理解する
問題を解いてわかることがありますね。
わが子が登ろうとしている山の高さと険しさについてです。
もしかして低い山かもしれません。なだらかで楽な登り路かもしれません。
急で険しい山道かもしれません。途中で迂回する崖があるかもしれませんね。
今の子どもの実力、そして〇年後に到達可能と思われる学力。
なかなか将来の予測はたちませんが、少なくとも、「これは逆立ちしても不可能!」となることは少ないと思うのです。
もっとも6年生の夏頃にはそれはわかりますが。
闇雲に、「勉強しなさい!」とお尻を叩くのではなく、これくらいの問題を解くためにはこれくらいの努力は必要だな。と親が理解していてほしいと思います。
問題を解くのは楽しくないですか?
入試問題を解くは楽しくないですか?
それともひたすら苦行ですか?
もし親が苦行と感じるのなら、子どもはさらにつらく感じているはずです。
その「苦行」をわが子に強いることになってしまいます。
せめて親が入試問題を解くことを楽しんでほしいのです。
全教科とはいいませんが、少なくとも2科目程度は楽しく解いてください。
親がやりたくないことを子どもにやらせようとするから、様々な問題が生じると思います。
