
夏休み自由研究シリーズその3をお送りします。
今までは、どちらかというと工作系が多かったので、今回は「調べ学習」にチャレンジしてみましょう。
例によって半日で何とかしよう! という虫の良い作戦です。
地名の由来
地名の由来は、調べていくといくらでも深堀りができて面白いテーマです。
例えば、「両国橋」という橋が、墨田川にかかっていますね。
橋名の由来は、武蔵国と下総国にかけられていたことからきています。
その橋のたもと近く、現在の東日本橋あたりに、「薬研堀」という地名がありました。
「薬研」とは、漢方薬の材料を粉砕して粉にする道具です。船型の器の上で、車輪のようなものを手でごりごりと往復させている様子、もしかして時代劇ドラマで見たことがあるかもしれません。
時代劇などすっかり廃れた今、子どもたちは知らないだろうと思い確認すると、半数近くの小学生が知っているのが不思議です。最近話題になった時代劇ドラマ、何かあったかな?
そしてこの薬研堀は、七味唐辛子発祥の地でもあります。
そもそも七味唐辛子というのは・・・・・。
おっと、思わず地名の迷路に迷い込むところでした。
こうやって、江戸時代あたりから残る地名をたどっていくだけでも、おもしろい調べ学習ができそうです。
涼しい家の中で、インターネットさえあればできます。
ただし、問題もあるのです。
・Wikipediaを使いすぎると学校の先生から嫌われる
・個人のブログの情報は信用できない
・信頼できるソースを探すのはそれなりに能力が必要
小中学生にそこまでのネットリテラシーがあるのかどうか。
「谷」のつく地名
今回は、「谷」のつく地名について調べてみることにします。
そして、「国土地理院」がネットで公開している地形図を駆使してみましょう。
中学校では、もしかして授業でも扱っているかもしれませんね。


これは、ある「谷」がつく有名な場所を、東西・南北で切った断面図です。
真ん中あたりがあきらかにくぼんでいる、「谷」になっていることがわかりますね。
これは、「渋谷」の断面図です。

国土地理院のHPからは、地形図もダウンロードできますので、どの部分の断面図か線を引いて添付しましょう。
家の近くに、そうした地名がもしあれば、調べてみると面白いと思います。
これも、家にいながら簡単にできる「調べ学習」です。
番外編
「谷」のつく地名の調査以外にも、「丘」のつく地名を調べてみるのも面白そうですね。
また、もし自宅近所に「古墳」でもあれば、そこの断面図も調べてみましょう。
明らかに小高くなっているのが一目瞭然なのです。

たとえばこれは、芝公園内にある「芝丸山古墳」の断面図です。
ものすごくわかりやすいですね。
実は、東京およびその周辺にも無数の古墳があります。別に有名な古墳でなくてもよいのです。家の近所の歩いていける範囲にも、きっと1つくらいはあると思います。
ついでにその古墳を実際に見に行って写真でも1枚とってきて添付すれば、もう完璧な「調べ学習」の出来上がりです。