
塾の夏期講習も佳境だと思います。
今回は、そんな夏期講習を無駄にしないやり方を考えます。
塾の授業時間が最重要
塾の授業時間が重要なのは夏期講習に限った話ではありません。
しかし、夏期講習はより授業時間が大切になるのです。
◆家庭学習時間がとれない
塾によっては、朝から晩までみっちりと講習が組まれている場合もあります。また、休みなく毎日講習で埋め尽くされているかもしれません。
塾も商売ですから、この夏が「かき入れ時」なのです。したがって、より多くの利益を確保すべく、より多くの時間、生徒を拘束しようとします。
これは悪いことではないのですが、学習のリズムがかえってくずれるかもしれません。
「授業でわからなかったことは来週質問にいこう」
「授業で今一つ理解できなかったけれど、家でもう一度説明を読めばいい」
こういったスタイルが全く通用しないからです。
授業時間中に全てを理解してくる。
これしかありません。そのためには、いつも以上に授業に集中することが求められるのです。
しかし、前回書いたように、夏休みは受験学年の子どもですら浮かれています。集中力が落ちています。
だからこそ、ここで集中できる子だけが大きくリードを広げていくのです。
先生の力量に期待できない
単純な問題です。全ての講師が常勤社員講師だった場合、夏期講習の授業コマは回りませんん。例えば、週5日を、4年生・5年生・6年生の指導で分散するように授業を担当していたとしましょう。夏休みになると、全学年が毎日授業を実施します。
物理的に、普段担当していたクラスに夏期講習も入ることは不可能ですね。
そこで、非常勤アルバイト講師を駆使して授業コマを埋めることになります。
学生アルバイト講師にも優秀な人材はたくさんいます。若いですからやる気も体力も学力もある講師が大勢いるのです。
しかし、なにせ経験値が足りません。カリキュラムに従ってテキスト通りに指導することはできても、教室の空気をコントロールする力量まで無いのです。
したがって、授業はうるさくなりがちです。なにせ生徒達は夏休みで浮ついていますから。いつも以上に混沌とした教室になることは十分予想できますね。
その中で、自分だけは授業に集中しなくてはならないのです。騒音の中から、先生の話を一言も聞き漏らしてはならないのです。
インプットに徹する
子どもは同時並行で複数のタスクをこなせません。
自分が発言しているときには他人の声は聞こえません。
少しでも声を出していれば、先生の説明は聞こえていないのです。
インプットとアウトプットの組み合わせで学力は向上します。とくに思考力・記述力を要する問題についてはアウトプットも重要です。
しかし、インプットとアウトプットを自在に操り生徒の学習効率を最大限に高めるような授業ができる教師は限られています。残念ながらどんなに優秀な学生でも、アルバイト講師にはできません。
したがって、夏期講習については、とにかくインプットに徹するのが正解です。
そうしないとせっかくの塾の講習が無駄に終わってしまうのです。
塾の宿題は大胆にカットする
夏休みに宿題を出す教師もいますね。受験がわかっていない教師です。これは無視しましょう。それより家庭学習を過去問演習に充てたいですから。
だからこそ、家に持ち帰らずに、塾の授業内でどこまで吸収できるのかが最重要なのです。
あれもこれもと欲張らない
夏休みには、あの復習をしよう、あの弱点を補強しよう、未消化のテキストを片付けよう等と画策していたかもしれません。
しかし夏休みの7月中はいかがでしたか? 予定通りに進みましたか?
計画倒れだった方が大半だと思います。
夏休み、小学校が無い分、さぞかし勉強がはかどるだろうと思っていたら、案外そうでもないのです。
・友達と遊びに行く・・・・たまにはいいよね、だって夏休みなんだから
・家族で遊びに行く・・・・たまにはいいよね、だって夏休みなんだから
・夜にテレビを見せてしまう・・・たまにはいいよね、だって・・・
実は、親がこうした言い訳を用意してしまうものなのです。
ご家庭の優先順位が、合格≦勉強<遊び であるということなのでしょう。
夏休みは、実は時間が足りません。
あれもこれもと欲張るのではなく、できるものを確実に仕上げていきましょう。