
突然ですが、みなさんの家には地球儀はありますか?
もし無いのなら、今すぐ一つ入手してください。
あ、もしお子さんが小6なら、買わなくていいです。もう地球儀をくるくるする段階ではありませんので。
でも、もしお子さんが小5以下なら、ぜひ1つ入手するべきでしょう。
買うのは、どんな種類のものでもかまいませんが、以下のものは避けたほうがよいですね。
◆巨大すぎる地球儀・・・直径が50㎝もあるような地球儀、もし家にあったら素敵ですが、そこまで大きなものである必要はありません。
◆高価すぎる地球儀・・・昔の貴族の書斎に置かれていたようなアンティーク地球儀、そんなものは不要です。壊してもよいくらいの価格の物がよいのです。
◆しゃべる地球儀・・・タッチペンで触れると国名を話してくれる。そんな物はいりません。
◆光地球儀・・・別に光らなくて結構です。
◆ビーチボール地球儀・・・使えません。
◆二軸回転地球儀・・・自転軸以外にもう一つの回転軸があるものは使えません。
◆衛星写真地球儀・・・見づらいので却下。
◆回転軸がない地球儀・・・台座に置くタイプは使えません。
ごくシンプルに、国名が確認できればそれでいいのです。
お勧めの地球儀を探してみました。
無難なのはこれでしょうか。今Amazonでみたら、5480円でした。少々高いですが、やむを得ない出費でしょう。
いちおう「レイメイ藤井」は学校用文具も作っている会社ですから。私も買いましたが、ごく普通の地球儀で使えました。
その他、Amazonを見ていたら、もっと安いものも見つけました。
何と2291円です。
どうやら紙を貼っているという古典的な作りのようですね。私は実際に入手していないのでどんなクオリティなのかはわかりませんが、半永久的に使うものでもないですし、これでも間に合うかもしれません。
さて、地球儀が役立つ場面は、3つです。
◆国名の確認
◆世界の大きさの把握
どちらも大切です。普段見慣れているメルカトル図法の地図に毒されてしまうと、ロシアの「小ささ」が理解できなくなります。ヨーロッパに飛ぶ便が、かつてはアラスカ・アンカレッジ経由であったことも理解できません。日本の「東」がロサンゼルスではないこともわからないでしょう。やはり地球儀をいつもクルクルしている生徒は強いですね。
これをトイレに置くのもおすすめです。
◆天体の運行・・・太陽と月
理科で苦手な生徒が多い分野です。地球上の我々からの視点と、神の視点(太陽系を俯瞰する)が切り替えできないのですね。夏至のときの太陽の位置すら曖昧な子はたくさんいます。
そこで活躍するのが地球儀です。
部屋の真ん中に、太陽に見立てたボールでも置いて、地球儀を手にして子どもと一緒に部屋を回りましょう。
これをやりたいので、「全回転型」のような地球儀はいらないのです。地軸の傾きが大切ですから。
こちらでより詳しく書いています。

