中学受験のプロ peterの日記

中学受験について、プロの視点であれこれ語ります。

緊急企画? 受験終了ご褒美初ハワイ家族旅行のアドバイス

この受験もせまる時期にハワイの話?

どうか怒らないでください。

先日何気なく生徒に、「入試が終わったら旅行に連れて行ってもらうの?」と聞いてしまったのです。すると、「ハワイ!」と答えた子が何人か。

どうやら、受験お疲れ様家族旅行でハワイに行くようですね。

そこで緊急企画としてハワイ旅行のノウハウをまとめました。

すでに何度も行かれたことのある方は読む必要はありません。

あくまでもハワイ家族旅行に向けたアドバイスです。

 

peter-lws.hateblo.jp

 

やはりオアフ島がおすすめ

オアフ島、ハワイ島マウイ島、カウアイ島、ラナイ島、モロカイ島、ニーハウ島、カホオラウェ島

 

ハワイはこの8島で成り立っています。

 

このうち、ニーハウ島は個人所有!、カホオラウェ島は立ち入り禁止となっています。

 

私は、オアフ島、ハワイ島マウイ島、カウアイ島、モロカイ島には行ったことがあります。ラナイ島は、現地の人に、「あそこは何もないから行かなくて大丈夫」とアドバイスされたので行きませんでした。

 

今はとんでもない豪華リゾートがあるようですね。いつか行ってみたいものです。

 

さて、どの島も特徴がありおもしろく行く価値は十分あります。

 

しかし、結局はオアフ島に帰ってきます。

 

オアフにはハワイらしさが凝縮していますので、初めて行くならオアフ島だけで十分です。

 

飛行機の座席は左窓際推奨

飛行機は、オアフ島の下側をかすめるようにして西から東に降りていきます。

 

ホノルル空港の滑走路に降りる少し手前で、ちょうど真珠湾の上を通過するのです。

 

真珠湾は今でもアメリカ海軍の基地ですので、軍艦が多数停泊しているのを見ることができます。また、真珠湾攻撃で日本に沈められた「戦艦アリゾナ」をそのまま慰霊施設とした「アリゾナメモリアル」も見えます。

この光景を見逃すのは惜しい!

飛行機の座席は、翼上を避けた、左側窓際を選んでください。

 

飛行機の時刻は早すぎてはいけない

 

例えばjAL便が、羽田21:55発ーホノルル到着09:40 となっています。

ほどよい時刻ですね。

ハワイアン航空だと朝8時前に到着する便がありますが、ちょっと早いですね。

気が急くのはわかります。せっかくのハワイ、なるべく早く到着したい気持ちになるのは当然です。

しかし、あまり早い時刻に到着する便はお薦めできません。

 

ハワイの入国審査はスムーズです。けっこうな行列はできますが、係員が上手に誘導してすいている窓口に次々に人を流してくれるので、早く入国できるのです。

もうここから観光客フレンドリーな「アロハスピリット」が発揮されています。

 

さらに、ホノルル空港(正式にはダニエル・K・イノウエ空港ですが長いので)とワイキキの距離は近いです。車で15分、ちょっと道が混んでいても20分もかかりません。

ホテルのチェックイン時刻は14時くらいでしょうし、ショッピングで時間をつぶすとしても10時をすぎないとどこも開きません。

 

私はいつも、空港でレンタカーを借りて、そのままワイケレアウトレットに行っていました。

最近は、アラモアナ・ショッピングセンターに直行します。

眠い目をこすりながらワイケレまでドライブするのが面倒になったのと、ワイケレでは食事をするところがほぼないのが理由です。

ゆっくり昼を食べてからホテルに行くとちょうどいい時刻です。

 

パッケージ・ツアーはお薦めしたくない

 

昔は、格安ハワイ旅行というとパッケージツアー一択でした。

少し慣れた人向けには、「スケルトン・ツアー」というものもありましたね。

これは、エアとホテルだけ団体料金で安くするけど、現地では完全自由行動というものです。これなら便利そうです。

しかし、実は推奨できません。

 

まず、空港につくと、「団体旅行客用出口」から出されます。すると、そこには現地のツアー会社の人が看板を持って待っています。

ここで全員が集まるまで待たされるのです。

飛行機、それも大型機ともなると、全員が預け入れ荷物を受け取って入国審査を通過するまで時間がけっこうかかります。こういうのって、慣れててきぱきと行動できる人と、なぜか無駄に時間がかかる人っているのですね。

いかに自分たちがスムーズに入国して荷物を受け取れたとしても、同じツアーの誰かが時間をくえばそれを待たなくてはなりません。

せっかくハワイに着いたのに、そんなところで1時間以上もぼんやり立って待ちたいですか?

 

さらに、パッケージツアーで行くと、ツアーバスで「半日ホノルル観光」なるものに連れまわされます。

「半日観光がついててお得!」となっていますが、実はお得でもなんでもありません。ホテルチェックインまでの時間潰しをさせられるだけなのです。

カメハメハ大王銅像ダウンタウン

イオラニ宮殿ダウンタウン

・モアナルアガーデン(この木何の木)

・アロハタワー

だいたいこんなところかな?

これくらいなら、レンタカーやバスでも簡単に行けますので。

 

今はいくらでも格安航空券が手配できますので、ツアーに参加する意義は薄れました。

 

レンタカーを借りよう

 

これについては、賛否両論ありそうです。

(1)空港でレンタカーを借りて、ハワイ滞在中利用し、帰りに空港で返す。

私はいつもこのパターンです。というより、このパターンしか知りません。仮に一日ワイキキで遊んでいて車をホテルの駐車場から出さなかったとしても、いつでもどこにでも行ける手段があるという「自由さ」が、ハワイの自由な空気と合うと思うからです。

しかし駐車場代を含めて費用はかかります。

 

(2)とりあえず必要な時だけ借りる

ワイキキにもレンタカー屋の窓口はたくさんあります。ホテルの中にあるのが普通ですね。

コスト的にはお得なのですが、「今日はせっかく車があるからあそこも回ろう」とあちらこちらと走り回ることになるのが、何ともハワイの過ごし方としてはせわしなくて嫌ですね。

行先を一か所程度、たとえば「ノースショアに行って、ハレイワを散策しよう」くらいでのんびりと行動するのなら良いと思います。

 

(3)レンタカーは借りない

 もしかしてこれも「ハワイ的」な自由を味わえるかもしれません。

そもそも、ワイキキエリアだけでも十分楽しいので、そこから出る必要はあまりないのです。せいぜいアラモアナ・ショッピングセンターくらいかな?

ワイキキとアラモアナの間はトロリーバスが巡回してますので、車は無くても困りません。

何より、車を使わなければ、思う存分ビールが楽しめます。ハワイの空気の中で飲むビールは格別ですから。

 

★レンタカーの借り方

 たぶん2年前くらいから、ホノルル空港のレンタカーオフィスの場所が変わりました。

空港内の一か所に、レンタカー専用のビルが建てられ、レンタカー保管駐車場と事務所が集約されたのです。

便利といえば便利になったのですが、その場所がけっこう遠い! 空港を出て、案内表示にしたがってひたすら歩きます。巡回バスがあるようなのでそちらを利用したほうがよいかもしれません。

私はたとえ巡回バスでも待つのが嫌いなもので、ひたすら歩きました。

空港の出口を出て、右に向かってひたすら歩く、と覚えておくとよいでしょう。

 

ハワイの運転について

 

海外での運転経験がないと、左ハンドル・右側通行は怖いかもしれません。

とくに、空港を出てすぐ高速道路ですが、ワイキキに行くためには、片側6車線くらいありそうな高速道路を、一番右から一番左まで車線変更をすぐにしないとなりません。

 

ただし、ハワイのドライバーは親切です。道をすぐに譲ってくれますので、日本の姑息な道路事情よりはるかに運転はしやすいです。

道も広いですし、駐車場も広大です。

 

ところで、ハワイは日本の免許証とパスポートがあれば運転できるそうです。私はいつも国際免許を持っていくので、実際にレンタカーのカウンターや警官相手に日本の免許証が通用するのかどうかは未確認です。警官が日本語が読める可能性はほぼゼロでしょう。国際免許は、近所の警察署で2350円で取れますので、持っていたほうがよいでしょう。大手レンタカー会社では、日本の免許証の翻訳サービスがありますので、それでも良いかもしれません。無料か格安手数料のはずです。

 

★運転するときは、パスポート・日本の免許証・国際免許証(or英語表記の免許証翻訳書類)の3点セットを常に携帯することがルールとなっています。

 

ワイキキ駐車場事情

 

とにかく駐車場は高額です。

ホテルの駐車場に駐車することになりますが、出費は覚悟してください。

2週間以上停めるなら、ワイキキ外れの米軍向け駐車場をマンスリーレートで借りるのがお得なのですが、初ハワイには少々ハードルが高いかもしれませんね。

 

ホノルルホテル事情

ワイキキのホテルは4種類です。

(1)高級ホテル

ハレクラニを筆頭に、モアナサーフライダー、ロイヤルハワイアンが3大老舗高級ホテルです。

最近は、それに加えてリッツ・カールトンと、トランプ・インターナショナルがありますが、お薦めしません。どちらも立地が悪いからです。

ワイキキは狭い土地です。新しくホテルを建てる土地はほぼありません。しかもビーチフロントとなると、上記3ホテルに加えてシェラトンがあるだけです。

せっかく高額な宿泊費を払うのなら、窓から見えるのが隣のホテルというのは嫌でしょう。

 

(2)大型チェーンホテル

すぐに思いつくのは、シェラトンハイアットリージェンシーですね。どちらもワイキキど真ん中の立地ですし、シェラトンはビーチフロント、ハイアットリージェンシーもビーチからカラカウア通りを挟んだ立地ですのでお勧めです。

シェラトンは悪くなかったですが、ハイアットリージェンシーはメインランドからの団体観光客御用達なので、個人客は後回しにされた印象がありました。

 

(3)中級ホテル

 アウトリガー系をはじめとし、ワイキキには無数の中型ホテルが林立しています。こじんまりとしたプール、無料朝食サービス、フレンドリーなスタッフ、そんなかんじでしょうか。JALANAのスタッフ用提携ホテルもそのあたりです。

 価格もこなれていますし、カジュアルさがファミリー客にはちょうどよいと思います。

 

(4)ディープなホテル

 観光ガイドブックにも載っていないようなディープなホテルもいくつかあります。

部屋が無駄に広いところもありますし、空いているところも多いです。実は私はかつてそうしたホテルを定宿としていました。スタッフとも顔なじみなので居心地が良いのです。

しかし、初ハワイ旅行としてはお薦めしません。まあ選ぶ人もいないでしょうけれど。

 

(5)ワイキキ以外のホテル

カハラ地区やタートルベイにも老舗高級ホテルがあります。

また、コオリナ地区にも数軒ありますね。ディズニー系のホテルまであるのです。

ただし、これらは初ハワイ向けでは全くありません。

食事は全てホテル内のレストランで、ハワイ滞在中一度もホテルから出ないのならよいかもしれません。

 

その他、アラモアナにもホテルはありますが、ショッピング三昧が目的でないならやめておいたほうがよいでしょう。

 

ヒルトンは場所が微妙

旅行パンフレット等見ていると、ヒルトン・ハワイアンビレッジがよく出ています。

ここは、なにせ巨大なエリアなのです。

ワイキキをアラモアナ方面に外れた広大なエリアに、ホテルとコンドミニアムが何軒も建っています。

実はあまりお勧めできません。

なにせ、ロケーションがあまりにも中途半端なのです。

ワイキキ・アラモアナに行くには、徒歩以上バス未満といった距離ですね。

つまりバスを待って乗るのも面倒なら、歩くには遠い、そうしたロケーションです。

アラモアナSCなら広大な無料駐車場があるので車で行きやすいですが、さすがにワイキキまで車を走らせる気はしません。駐車場に困るので。

このホテルからワイキキ中心まではだいたい1.5km、往復で3kmです。ハワイの炎天下を歩くのが問題ない方はよいでしょう。

もっとも、このホテルエリアは、中で完結できます。専用ビーチもありますし、プールも広いし、ちょっとしたお土産物屋も充実しています。ワイキキの喧噪を離れてのんびりしたいが、あまりにも静かすぎるのは嫌だ、たまにはワイキキの賑わいも味わいたい、そうした方なら良いかもしれません。

小さいお子様連れにはよさそうです。

ワイキキを子どもだけで野放しにするのはまずいですが、このエリア内なら大丈夫そうです。

また、毎週金曜夜にここは花火を打ち上げます。

必見です。

 

★プリンス・ワイキキはさらに場所が微妙

プリンスホテルです。

日本人にはなじみがあるブランドですね。

しかしここはヒルトンよりもさらに微妙です。

そもそもビーチサイドですらありません。アラワイ・ボートハーバーに面しています。

ヒルトンよりも少しだけアラモアナよりです。

・ヨットが大好きで見ているだけでうれしい

・アラモアナに行ければそれでよい

プリンスホテルの大ファン

そうした方以外にはおすすめできません。

ただし、こちらは私は宿泊したことが無いので、内容はわかりません。外から見た印象とロケーションだけで語っています。

 

コンドミニアムがお勧め

 

ワイキキには、コンドミニアムも多くあります。

分譲リゾートマンションと思ってください。

個人所有で貸し出しているところもありますし、旅行会社が部屋を押さえて貸し出している場合もあります。そこに住んでいる住人までいます。

◆フルキッチン付き

◆大型冷蔵庫付き

◆ベッドルームが別

◆ベランダ(ラナイといいます)が広い

◆プールサイドでBBQができるところも多い

リビングルームが広い

◆バスルームが広い

◆全自動洗濯乾燥機付き

◆駐車場が必ず完備

 

だいたいこんなかんじかな。

もう家族向けには一押しです。

一度コンドミニアムに泊まってしまうと、ホテルには戻れないほど快適です。

食事は3食レストランじゃないと嫌だ! という方もあまりいないでしょう。

別にキッチンがあるからといって作る必要もないのです。

ハワイはテイクアウト文化が根付いていますので、プレートランチと呼ばれる、まあ持ち帰り弁当ですが、美味しいところがいくつもあります。ワイキキ中心に2・3年前にオープンした食品スーパーにも、おいしそうな惣菜がたくさん売られていました。

これらを買って帰って広げるのも楽しいものです。

なにせハワイの食事、とくにワイキキの外食はとんでもなく高額です。せっかくの広いリビングですので、部屋でワインなどあけてのんびりくつろぐのもおすすめです。

 

ワイキキのコンドミニアムはビーチフロントは1軒だけ、あとは全てビーチから離れています。まあ離れているといっても2ブロックくらいですから別に問題はないでしょう。

 

実はワイキキビーチは泳ぎにくい

 

ハワイといえばワイキキビーチです。

けっこう混雑していますが、江ノ島を知っている日本人から見れば何てことはありません。

むしろ、いろんな国から集まった観光客がくつろいでいるこの光景こそワイキキです。

ただし、最近のワイキキは泳ぎにくくなりました。もともと砂をよそから運んできて作られた人工ビーチです。その砂がだいぶ減ってしまっていて、とくに西側のビーチは下の岩が顔を出していて足を怪我します。私は怪我しました。

波打ち際で少し遊んで、あとは砂浜でごろごろするのが正解です。

 

また、ワイキキに限りませんが、ハワイの海はそんなにきれいではありません。透明度が高いことで有名なシュノーケリングのメッカ、ハナウマベイも、沖縄のサンゴ礁の海にははるかに及びません。

実はタイトル画像のビーチは沖縄のビーチの写真です。

 

カイルアビーチが最高!

 

車を使わないといけませんが、カイルアビーチにはぜひ行ってください。

極上のビーチです。

・海はきれい

・砂浜がきれい・・・砂が細かい

・人が少ない

3拍子そろっています。

ただし、ビーチの駐車場はすぐに埋まりますので、朝早くに行くことをお勧めします。

私はいつも、軽食、例えばスパム握りと飲み物を持って、朝食抜きで早朝に行きます。泳いだりごろごろしたり食べたり、楽しく遊んだ後、カイルアの町で昼食を食べたり、ホールフーズで夕飯用に焼き野菜やサーモンを買ったりして午後早くにワイキキに戻る、そんな行動パターンです。

カイルアビーチの隣には、さらにきれいなラニカイビーチがあるのですが、ここはビーチパークではなく、もちろん駐車場もないので不便です。

 

家族別行動

 

ご褒美旅行ですから、子どもが主役です。

おそらく(ほぼ確実に)、子どもはプール・ビーチにずっといたがるでしょう。

まさか子どもだけ放置できませんので、大人が付き添います。おそらくこの役は父親の出番でしょう。

そして、もう一人の主役、ご褒美の対象であるのは母親です。

一番頑張りましたから。

そこで母親は、単独行動となりますね。

ワイキキのブランドショップめぐりも楽しいですし、デューティーフリーもあります。さらにちょいとトロリーバスに乗れば、ショッピング天国のアラモアナショッピングセンターが待っています。

無理やり家族全員が一緒に行動するより、このほうが皆の幸せにつながるような気がします。

 

両者の利害を一致させる作戦としては、アラモアナビーチパークという手もあります。

ショッピングセンターからは、道路1本へだてて芝生の公園が広がり、その向こうがビーチです。ここは波がないので実に泳ぎやすいのです。ただし急に深くなるので、泳げるお子さんか、ライフジャケット必須です。

ワイキキビーチよりも、こちらは地元客がよく利用しています。ビーチ内の駐車スペースにびっしりと停まっている車はほとんどが地元の人ですね。

 

持ち物

 

◆服装・・・南国ビーチリゾートですから、服装は最低限でOKです。

短パン・Tシャツ・ビーチサンダルが基本です。ハレクラニだろうがモアナだろうが、これでOKです。

ただし、4月くらいまでは、雨が少しふることがあるかもしれません。そうすると朝晩、少し肌寒いので、羽織り物が1つあるとよいでしょう。薄いパーカー程度です。

ちなみに傘は不要です。ホノルルの雨は、夕方ちょっと降って、すぐに止むのです。その後きれいな虹が立ちます。

 

手ぶらで行っても何とでもなるところです。最低限の服だけにして、あとは現地調達したTシャツなんていうのが、土産にもなって良いと思います。

 

◆食べ物・・・キッチンつきのコンドミニアムなら、密かなお薦めが、素麺と麺つゆです。常夏の島ですからね。冷やした素麺が実に美味しいのです。

もっともこれも、今は現地のスーパーで買えます。以前は「フラソーメン」という、フラダンスしている女性のイラストが描かれた謎のソーメンしか手に入らなかったのですが、もはや日本と同じものが買えるようになりました。

和風パスタソースの素も便利でいいですね。パスタは現地で大袋を買って、それにソースを和えるだけで1食できあがります。プールで遊んだ後の昼食にお勧めです。

 

◆ビーチ役立ち物

 もし、カイルアビーチなどに何度も行くのなら、ワンタッチ・タープテントが役立ちます。

よくホームセンターで、2000円程度で売っている、丸いばねのような枠で作られているものがありますよね。たぶん子育て中の公園で使ったことがあると思います。

これをビーチにポンと立てておくと、日陰が作れて実に便利です。私がこれを広げていると、現地の人に「それはどこで売ってた?」と何度も聞かれました。

帰りは捨ててくればいいと思っていても、結局何度も使っています。さすがにワイキキでは使えませんが。

 

コンビニについて

 

ハワイに限らず、日本以外ではコンビニ文化は発達していません。本来アメリカが発祥の地のはずのセブンイレブンも、アメリカで見かける店は別物と思えるほど、品揃えもクオリティも貧弱です。もちろんヨーロッパにはありません。

しかし、ハワイのワイキキだけは異なります。「ABCストア」というチェーン店がそこら中にあるのです。日系人が始めたからだと思うのですが、かゆいところに手が届くとはまさにこのことで、観光客の需要にこたえる品揃えです。車を出して遠くのスーーパーに出かけなくても、短期滞在客はここで何でも賄うことができるでしょう。土産物も充実していますし、昔はABCと大書されていてダサかったTシャツの類もずいぶんおしゃれになりました。

 

旅行保険は必須

 

海外旅行経験者なら、旅行保険に入るのは常識ですね。ただし、アメリカは医療費が非常に高額なので、クレジットカード付帯保険程度では足りないかもしれません。

私が実際に遭遇したのはこんなケースです。

現地で知人が急な腹痛に教われ、私が車で病院に連れていったときのことです。電話を入れておいたので、病院入口には車いすと看護師が待機してくれていました。しかし、看護師が開口一番こう言ったのです。

「この患者さんは医療保険に入っていますか?」

保険に入っていないと治療を断られるようですね。

 

せめて医療保険だけは別途加入することをお勧めします。

ワイキキエリア内には、日本語が通じるクリニックもあるようです。

 

IDについて

 

海外旅行における最も大切なものは、言うまでもなくパスポートです。これを落としたり盗まれたりすると最悪です。

 

現地の警察署に行き、盗難届(紛失届)を出さなくてはなりません。その後、写真を用意して、日本大使館に行き、再発行を依頼しますが、再発行まで10日はかかります。その余裕がない場合は、帰国のための渡航書というものを発行してもらいます。

この「帰国のための渡航書」で成田に着くと、入国の係員が「初めて見ました!」と感心してくれます。

これは私ではなく知人の経験談です。

 

海外旅行中は常にパスポートを携帯するのがルールのようですが、ハワイ滞在中はできるだけ持ち歩きたくはないですね。

そもそも斜め掛けバッグなど下げて「旅慣れない観光客アピール」はしたくないですし、短パン・Tシャツではポケットに収まりませんから。

 

したがって、パスポートはホテルの金庫に入れておくのが正解なのですが、パスポートが必要な場面というのが1つだけあるのです。

 

お酒を買うときです。

 

アメリカは、酒購入の年齢制限に異常にこだわる国です。

21歳未満は買えません。

そして、この年齢チェックは、「見た目」ではなく、店員が機械的にIDの生年月日を見ることで行われます。

子連れの父親だろうが、白髪で腰が曲がっていようが、IDの提示を求められます。

 

残念ながら、日本発行の公的書類で、年齢等が英語表記されているものはほぼありません。無線従事者免許や船舶免許は英語が併記されているらしいですが、私は持っていません。国際免許証はIDとしては通用しません。

 

運転免許証に英語を併記すれば解決するのに、といつも思います。これこそ本当の国際化ですよね。

 

現状では、酒を断つかパスポートを携帯するしかないですね。

 

 

治安は良いが

幸い、私はハワイで危険な目にあったことも、何か盗まれたこともありません。

ただし、これは運が良かっただけと考えるほうが正しいでしょう。あるいは貧乏に見えた(見抜かれた)だけかもしれません。

 

ハワイは観光の島だけあって、行政も治安確保に力を入れています。警官も多数みかけますし、ワイキキビーチには日本を参考にして作られた「交番」まであります。

しかし、夜中に銃声が聞こえたこともありますし、パトカーの屋根に両手をつかされて身体検査をされている男もみかけたことがあります。

・夜のビーチには出ない

・夜の公園には近寄らない

これは基本です。

また、ワイキキでも、クヒオ通りとアラワイ運河の間は治安が悪いエリアです。アラモアナ周辺にもホームレスが増えました。

 

最近人気のワード地区も、もとは治安のよくない倉庫エリアの再開発です。昼間のショッピングは問題ありませんが、夜に周辺を歩くのはNGでしょう。

 

チャイナタウンも楽しいところですが、ランチタイムだけにしておくべきでしょうね。

 

それでも、ハワイは他のアメリカの都市に比べてはるかに安全です。

とくにワイキキは、夜中まで観光客が途絶えませんので、そぞろ歩きも楽しめます。まあ家族連れで夜中にウロウロはしないでしょうけれど。

 

一番困るのが、ビーチで遊ぶときですね。ワイキキビーチくらいなら、貴重品を全てホテルの金庫にしまって手ぶらで行けばよいですが、車で行く離れたビーチだとそうも行きません。

 車のトランク内のカーペットをめくって財布や免許証等を隠すというのは、現地の方に教わりました。本気で探されれば無力ですが、車内やトランクの見えるところには置かないくらいしか対策はありません。

一番の対策は、ビーチではかならず一人が貴重品係をすることでしょう。

 

 

子どもの学び

 

せっかくの海外旅行ですから、何か子どもの学びになることを、そう考える方もいらっしゃるでしょう。

・ビショップミュージアム

アリゾナメモリアル

どちらもつまらないですよ。無理して行くことはないでしょう。

せっかくのハワイですので、ただただ楽しく過ごす、それでいいじゃないですか。

 

それより、「お、こっちのマックではライスがあるんだ」だとか、「あれ、歩道の段差が無いな」といった気づきのほうが、はるかに広い意味での学びです。スーパーマーケットも学びの宝庫です。食材を片端から見ているだけでもよいのです。

 

★治安とは関係ありませんが、最近のハワイでは日本語が通用しなくなってきました。

以前なら、主要な観光客、つまり上顧客の日本人相手に、ホテルマンやショップの定員など、日本語を話せる人がとても多かったのです。しかし残念ながら、日本の経済力は落ちました。もう上顧客とみなされていません。

しかし、これは子どもには幸いです。

買い物くらい、子どもにさせてみましょう。実地英語訓練です。