1月1日ですが、新年のあいさつはいたしません。
今回は、厳しいけれど大切な話をしたいと思います。
- 全ては合格のためだけに
- 正月は無し
- 小学校は休む
- 過去問をひたすら解く
- 早く起き、早く寝る
- 子どもにイライラをぶつけない
- 本番で使う筆記用具を使って勉強する
- 腕時計を使わせる
- 面接用の服に慣れておく
- 神頼みはほどほどに
全ては合格のためだけに
あたりまえですが、あと1か月は、すべて合格のためだけに使いましょう。
今までの苦労は、すべてが志望校合格のためにあったのですから。
だから、それ以外のことを徹底的に排除するのが当然です。
正月は無し
私は伝統行事が好きです。子供たちにも、日本の伝統的な習慣を体験して、次世代に伝えてほしいと思っています。
しかし、今年だけは違います。
正月特有の「浮かれ気分」が、受験に向かう精神状態にマイナスにしかならないのです。
✘初詣には行きません
1度くらいお詣りしなかったからといって機嫌を損ねるような氏神様ではないでしょう。縁起をかついでも合格は近づきません。
✘お年玉はいりません
受験には多額のお金がかかります。何より「お年玉」のスペシャル感が不要です。
✘おせち料理はいりません
いつもと同じ食生活を送ってほしいのです。「行事食」は不要です。
✘テレビは絶対につけない
テレビをつけると、意味も無く「浮かれ気分」が過剰に演出されていますね。精神集中の妨げです。
小学校は休む
実は、以前書いた同様の記事では、ご家庭の判断にまかせると書きました。
今回は、曖昧なことは書くのを止めたいと思います。
1月の小学校は無意味です。
みんなわかっているのです。
それでも、「小学校は行くものだ」という常識に縛られているのですね。
この一か月は、非常識で行くしかないでしょう。
◆時間の無駄
◆感染リスク
この2点だけでも、小学校に行く意味はなくなります。
※もちろん事前に小学校の担任の先生にはきちんと説明しておいてくださいね。
※中学受験率が5割の小学校だとして、実際には1月に一か月休んでいる生徒は5割もいません。おそらく休む生徒は少数派でしょう。
しかし多数派が正解とは限りません。
他人は他人、自分は自分。わが子にとって最善の手を打つのは当然です。
過去問をひたすら解く
問題演習が足りていません。
小学校と塾で時間がとられていたからです。
今こそ、毎日午前中に1本(1年四教科)の入試問題を解いてください。
◆2度解くのは無駄
◆どの学校のものでもかまわない
◆時間をはかる
◆答え合わせを丁寧にやる
とくに、答え合わせ・間違い直しが最重要です。
ここを丁寧にやることで、得点力は安定します。
午前中に解いたテストの答え合わせ&間違い直しに、午後いっぱいかかるくらいが適切な取り組み方です。
早く起き、早く寝る
入試本番に備え、同じ時間帯で起きるように習慣づけてください。
とくに朝が苦手で夜型の子は、ここで「時差ぼけ」を解消しないと、本番のパフォーマンスに影響します。
子どもにイライラをぶつけない
親のほうが不安です。
だからといって子どもにぶつけても意味はありません。
また、「あと何日!」と子どもの前で言い続けるのはやめてください。
子どもだってわかってますから。
本番で使う筆記用具を使って勉強する
募集要項・受験の注意を見てください。
使ってよい筆記用具が書かれていますね。
それを使ってください。
中学受験は、基本は鉛筆、それも2Bの鉛筆を使います。
腕時計を使わせる
小学生を見ていると、普段は腕時計をしていません。
しかし、入試では必要です。
◆アナログ針の時計
◆文字盤が大きく見やすい
こんなかんじのものですね。
単機能の軽くて安い時計がベストです。
腕時計が左腕にはまっていることに違和感を感じなくなるようにしましょう。
※もちろんスマートウォッチは禁止されています。
面接用の服に慣れておく
本当は、面接は普段着慣れている服で行くべきなのです。
しかし、面接用に「きちんとした」服を用意した方もいるかもしれません。
今のうちから着せておきましょう。
「着慣れる」ことは大切ですから。
神頼みはほどほどに
わざわざ太宰府天満宮まで祈祷&お守りを買いにでかけたご家庭を知っています。
たまたま出張のついでに寄った、というのならよいのですが、わざわざ親が入試直前期に出かけることは推奨できません。
親の感染リスクが高まるだけだからです。
子どもの健康と同様、親の健康も大切です。
受験時期は親も忙しいのです。
夫婦で手分けして、入試に連れて行く・合格発表の確認・手続き等を同時並行で進めなくてはなりませんので。
こちらに、もう少し詳しく書きました。