※この記事の初出は2024.09.29です。2025.01.23にUPDATEしました。
今回は、受験には全く関係のない、海外旅行の話です。
しかも昨年の旅行記になります。
昨年こんな記事をUPしました。
そのとき、イタリアについても書くつもりでいたのにさっぱりと忘れていたのです。
そこで1年遅れになりますが、書いてみたいと思います。
これから旅行を計画している人の役に(少しだけ)たつと思います。
ローマ市内はけっこう広い
さて、ローマ市内はどこをめぐろうか、考えてしまいます。
見どころが山盛りだからです。
「ローマの休日」の映像も浮かびます。
そこで、こんなところを見ることにしました。
◆フォロ ロマーノ
◆スペイン広場
◆サン ピエトロ大聖堂
◆バチカン美術館
基本的に、旅行ではいわゆる観光名所を見て廻るよりも、のんびりと地元の空気を感じながら散歩するほうが私は好きです。
しかし、ローマではそうも言っていられないでしょう。最低限、これくらいは見ておこうと思ったのです。
写真を撮るよりも見るほう重視なもので、あんまりよい写真が残っていなくてすいません。
外から見ても、中に入っても、圧倒されますね。
ローマ帝国の栄華を感じられるところです。
「コロッセオは外から見れば十分。入場料高いし」というアドバイスも知人からもらったのですが、ここは中に入ることを強くおすすめします。
コロッセオも予約必須です。日時指定となります。
たしか公式サイトだと18ユーロだったと思います。
高いことは高いですが、仕方がないですね。
公式HPで売り切れた場合は、「GET YOUR GIDE」のサイトを利用するのも便利だと思います。
私は、ヨーロッパの美術館・博物館等のチケットは、
1.公式HP
2.GET YOUR GIDE
の順で検索してとることにしています。
公式HPのほうが安くて良いのですが、予約がとれないことも多いもので。ただし「GET YOUR GIDE」には、ガイド付きツアーも多数掲載されていてこちらは割高です。
実は、中には入っていません。
ここは予約不要で入れるのですが、たまたま私が通りかかったときには、妙に行列が長かったのです。
◆スペイン広場/◆トレヴィの泉
この二か所は早朝に見に行きました。
とんでもなく混むスポットだからです。
ホテルからローマ市内を散策したついでに寄ったかんじですね。そんな立ち寄り方ならなかなか悪くないスポットです。
ただし、早朝散歩の問題点が1つあります。
店がどこも開いていないのです。
このあたりは、ショッピング通りだと思われる通りが続いています。
私が見たのはシャッター通りです。
◆サン ピエトロ大聖堂/◆バチカン美術館
今回のローマ訪問で最も楽しみにしていたのがバチカンです。
ホテルからタクシーで向かいました。
ここの行列はすさまじいです。
私は、事前にネットでチケットを買っておいたことと、開門前の早い時間帯に行ったことで、行列を回避できました。
しかし広場の隅には、ツアーの団体客が何組も待機しています。その数数百人以上?
これは、ちょっとでも出遅れると悲惨なことになりますね。
閑散とした大聖堂の内部の隅では、静かにミサがおこなわれています。ゆっくりとめぐるだけで荘厳な空気に包まれます。
そしてバチカン美術館。
ここでしか見られない名画の数々を堪能しましょう。
システィナ礼拝堂もゆっくりと座って天井画を見ることができました。
ここに限りませんが、ヨーロッパの美術館は宗教画が大半を占めています。
もともと絵画の歴史が、聖書の場面や神の栄光を描くことにあったのだから当然です。
したがって、聖書の知識が無いと全く楽しめません。
天使だけをとっても階級社会なのです。
セラフィム・ケルビム・ミカエル等の天使の区別がつくだけで、何の場面を描いたものなのかがわかってくるのですね。
ただ、聖書に親しんだ経験が無いのに今から読むのは、正直いってきつい。
そこでお勧めの本を紹介します。
◆阿刀田高 「旧約聖書を知っていますか」「新訳聖書を知っていますか」
この2冊はとてもおすすめです。
かなり「ふざけた」文体で、聖書の概観を抜粋して紹介しています。
しかし、とてもおもしろく読みやすいのです。
これだけで聖書を学んだことには全くなりませんが、第一歩を踏み出すのには絶好の本ですね。文庫になっています。
◆「イラストで読む 旧約聖書の物語と絵画」
新約聖書版も出版されています。
これもおもしろく、かつためになります。
とくにイラスト・絵画が紹介されているので、画像として記憶に残ります。
せめてこれくらいを読んでから行くのがよいですね。
※ローマ市内の交通について
今回は、ローマ市内の移動には地下鉄を使いました。
ごく普通のヨーロッパの地下鉄です。便利ですが、面白みはありませんし、治安も良いわけではありません。
離れたところだけ地下鉄を使い、あとはひたすら歩きます。やはり旅は歩いてみないとつまらないですから。
ただ、ローマは様々な遺跡がでかい! 「ちょっとこの遺跡をまわって」などと歩き始めると、とんでもない距離を歩くことになります。
1日軽く3万歩を越えました。しかも真夏の炎天下で。
電動キックボードに二人乗りしている白人観光客など見かけ、羨ましい気もしましたが、あんな危険な物に乗る気は毛頭ないですね。
海外旅行はどこもそうですが、とにかく歩きやすい靴が必須です。
私はスポーツシューズブランドのハイテクサンダルを履いていました。スニーカーと同等の歩行性能のサンダルです。真夏のローマにはぴったりでした。
フィレンツェ
ローマからフィレンツェには鉄道で向かいました。
TRENITALIAとイタロの2鉄道会社が運航しています。
どちらも所要時間は1時間40分ほどと変わりません。
私はTRENITALIAに乗りました。
ヨーロッパの移動は、鉄道が便利です。
飛行機よりも時間はかかりますが、空港までのアクセス・空港の待ち時間を考えると、鉄道ですね。しかも車窓風景も楽しめます。
ただし、遅延・欠便は覚悟が必要です。
ドイツ鉄道など、丸々1便、平気で欠便にしたりします。もちろん遅延も日常です。
ドイツでこれだから、イタリアは? と心配していたのですが、杞憂に終わりました。
ただし、これもヨーロッパの駅はみなこうですが、ホームは何番線につくのか、直前までわかりません。
この写真を見ると、12:14分発のサレルノ行きだけは5番ホームと表示されていますが、その他の列車のホームは未定ですね。しかも12:14分より前の発車時間なのに。
そこで、みな掲示板を口を開けて見上げることになるのです。自分の乗る鉄道のホームが表示され次第、ホームに移動します。
「ホームくらい事前に決めておけよ!」と思ってしまいます。
このシステムの理由は1つしか思い当たりません。
遅延前提のシステムですよね。
そう考えると、日本の鉄道はすばらしい!
新幹線なんて、欧米の旅行客が利用すると、その正確さに驚愕することでしょう。
◆ドゥーモ(大聖堂)/◆ジョットの鐘楼
これはおそらく、ジョットの鐘楼から見た聖堂だったと思います。
このジョットの鐘楼は、登る価値はありですが、疲れます。
狭い螺旋階段をひたすら登るのです。途中で何度もくじけそうになります。
最期まで行きつけば、こんな景色が広がっています。
◆ウフィツィ美術館
◆ヴェッキオ宮殿
◆アカデミア美術館
美術館めぐりは大好きなのですが、少々食傷気味になりました。
なにせ、宗教画が多すぎる!
あまりに多くの美術品を一度に見過ぎると、だんだん感動が薄れてしまうのですね。
けっこう時間をとってゆっくり見てまわったのですが。
さて、フィレンツェですが、とても気に入りました。町のたたずまいがよいのです。広さも手頃で、全てのスポットが徒歩圏内です。
ローマは再訪するかどうかはわかりませんが、フィレンツェなら再訪したいですね。
今回フィレンツェ滞在中に2回も行ってしまった美味しいお店を1軒紹介します。
Firenze Santa Maria Novella駅から3分くらいのところにあるお店です.
Capitale della Cina です。
そうです、中華料理屋です。
別にイタリアだからといって毎日イタリアンを食べる必要もないでしょう。
若いころは「地元の料理を食べるのが旅の基本!」とか突っ張っていましたが、今や食べたい物を食べたいときに食べる主義の私としては、ちょうど空腹時に通りかかった中華屋を素通りするはずもありません。
静かで空いていました。
値段もまずまずだったと思います。
※メニューを見ると、妙に1皿の価格が安いのです。もしや? と思って店の人に確認すると、やはりそうでした。1皿の分量が少ないのです。ダイエット中の女性ならいざしらず、成人男性ともなると、2~3皿が適量だと思います。
隣のテーブルに体格の良いイタリアの青年が二人座っていました。1皿ずつ注文しています。おいおい、絶対足りないぞ と忠告しようかと思いましたが、ダイエット中かもしれませんからね。見ていると、運ばれてきた皿が瞬殺で空になってしまい、すぐさま追加注文していました。それはそうだ。
味は、安定の中華です。とても美味しかったですね。
実は、ここで焼きそばをテイクアウトしてホテル飲みの夜食にしてしまいました。
そういえば、サントリーニ島でも中華を食べてしまったような。
箸文化の人間としては、仕方がないでしょう。