前回に続き、SAPIXの偏差値表を見ています。今回は女子校を見てみましょう。 2/10の学校 偏差値55以上の学校 女子は中学受験をまず考えよう 2/10の学校 東京・神奈川の高校受験解禁日の2/10の学校です。 62 慶應女子(63) 60 早実 (58) 53 ICU 52 広尾学…
今私の手元に、SAPIXの「中学入試日別偏差値表」と「高校受験偏差値表」が2枚あります。それを見ながら、あれこれ考えてみたいと思います。 学校数の違い 高校入試 高校受験偏差値表について 学校数の違い まず目を惹くのが、載せられている学校数の違いです…
そろそろ夏休みです。 同級生には、海外留学に行く子もいると思います。 「うちの子もそろそろ行かせるべきでは?」 今回はその疑問にお答えします。 ※「昭和の価値観」を引きずる保守的な私の個人的な意見です。 1.結論 (1)費用が高額すぎる (2)遊…
今回は、「受験」の世界から少しだけ離れて、タイピングの重要性について書きたいと思います。 タイプライターの歴史 文字入力の革命 文章力が向上する タイピングスピード向上 タイプライターの歴史 1714年にイギリスで発明されたらしいのですが、どんなも…
3期制の学校ならすでに、2期制の学校でもそろそろ、1学期(前期)中間試験が終わったと思います。 ずばり聞きます。 どうでしたか? 今回は、このテストに関する話題です。 1学期・前期中間テストの重要性 印象は大事 中間テストの成績が良かった場合 中…
世の中には、「一強」とよべるものがありますね。 そこを選んでおけば安心ということです。例えば、自動車についても、本田もマツダも日産も、良いメーカーはたくさんありますよね。でもトヨタを選んでおけば安心といったかんじかな? 中学受験ではSAPIX 高…
今回は、「嫌な」後味の話題です。 しかし、避けては通れない話題でもあります。 隣や前の子の答案を盗み見る 机の中に隠した解答を盗み見る 教師はカンニングを放置する 答を書き写す どうしたら? 隣や前の子の答案を盗み見る 一番多いカンニングがこれで…
気のせいかもしれないのですが、最近中学入試問題で「読書」をテーマとした出題をよくみかけるようなのです。 今回はそうした記事となります。 2025 麻布中 社会 2024 貞静学園中 国語 横浜市立南・サイフロ 適性検査Ⅰ 「シンプルで脳科学的に正しい読書法」…
生徒からよく質問されるのです。 「全部漢字じゃなければだめ?」 とにかく子供たちは漢字を書くのを嫌がります。簡単な漢字ですらひらがなを使いたがります。 まして社会科用語は、面倒くさい漢字ばかりです。 今回は、社会科用語の漢字について考えます。 …
算数・国語と書きましたから、社会科についても書かなくてはならないでしょうね。 社会を教える困難さ 社会科は大人が一番教えやすい教科 社会を教える困難さ 「先生、俺、こんど社会科のアルバイト講師に応募しようと思って」 「君が? また大胆だな。ダイ…
前回の記事で算数を槍玉にあげてしまいましたので、バランスをとる?ために、今回は国語について考えます。 国語の指導は簡単だが難しい 国語の指導は簡単だが難しい 「先生、久しぶり!」 「おお。誰だかわからなかったぞ。もう大学生になったんだね」 「そ…
どうも、中学受験の世界では、「算数至上主義」とでもいうべき考えが蔓延りすぎているように感じるのです。 そのことが、受験勉強の妨げになっている、とすら思います。 受験は4科目 算数教師のこだわり 算数は特別な指導法が必要という刷り込み 誰でも算数…
前回、親が勉強を教えてもよいと書きました。 するとさっそく質問されたのです。 「算数は〇〇算で教えなくてはだめですか? 方程式を立ててはだめですか?」 今回はその問題について考えてみましょう。 和差算 和差算 まずは、簡単な問題、「和差算」につい…
学習相談でよくある話です。塾をさぼりがちだったり成績が低迷している子です。 「お父様とお母様が勉強を教えたらどうですか?」 「先生、それ本気でおっしゃっていますか?」 どうも中学入試は親が手出し・口出しをしてはいけない、そういうことのようです…
今回は、独り言のような記事となります。 塾教師の立場からの「本音」を語ってみたいのです。 「それを言っちゃあ、おしめえよ」(by 寅さん)な内容なのをご了承ください。 生徒の名前を覚えるのは難しい 学校の悪口は言えないけれど 子どもを甘やかしすぎ…
私が受けるご相談に、転塾に関するものがとても多いのです。 なぜなら、現在お通いの塾には相談できないからです。 「先生、この塾は辞めたほうがいいですか?」 そう問われて、「そうですね」と答える教師はいません。 また、別の塾を訪問して相談しても無…
私は、普段はなるべく「中学受験の世界」を書いた本は読まないことにしています。 せっかくの「読書」が仕事と直結してしまいますので。 それでもいくつか読んだ本の中から、興味深かった本を紹介します。 辛酸なめ子の著書 おおたとしまさの著書 中学受験を…
今回は、雑談としての記事になります。 子ども性善説でいくか、性悪説でいくのか。 そんな話題です。 Peterの法則 どんな子でも、誘惑には勝てない Peterの法則 みなさん、「マーフィーの法則」というのをご存じですよね。 「失敗する可能性のあるものは失敗…
よく質問されるのです。おすすめの参考書について。 一度まとめておこうと思って、ついつい後回しにしていました。 今回は思い切って(あきらめて)中学受験に役立つ参考書を紹介します。 ※あくまでも私が使って良いと思った本というだけにすぎません。参考…
先日、塾に行かないで中学受験をする方法について本を出版したのです。 塾無中受: 自宅学習だけで合格できる 中学受験 中学受験アドバイスシリーズ 作者:Peter LWS-Publishing Amazon (名著?です。ぜひお読みください) さて、この本を読んだ方からいろん…
おそらくどの塾でも、今社会科では公民分野を学んでいることでしょう。 どうも、生徒にとって公民分野はよくわからない=点がとれない分野のようです。 そして、親(あるいは教師)にとっても、教えづらい分野のようなのですね。 今回は、今一度、公民分野の…
そろそろ塾の夏期講習の申し込み時期になりましたね。 しかし、やり残した教材が山積みです。 夏期講習、本当に出ないと駄目なのかな? 今回はこの疑問にお答えします。 塾の夏期講習日程 塾の思惑 夏期講習は有効か? 塾の夏期講習日程 いくつかの塾の夏期…
よく聞きますね。 「そんなに低学年のうちから勉強させすぎると、途中で息切れしますよ」 あまりにも普通に聞くので、ついそう思いこまされてしまいます。 しかし、これは本当なのでしょうか? 勉強≠スポーツ 勉強は嫌なものなのか? 「息切れ」は存在しない…
現在6年生の皆さん向けの記事です。 そろそろ塾では、受験学年の面談を実施している時期だと思います。 そこで今回は、この時期の志望校の選び方について考えてみることにしましょう。 この時期の面談の意味 志望校の考え方 偏差値・合格可能性の考え方 注…
今回は、分析はありません。ただの私の思い・感想を書き散らかします。 先日、都立中高一貫校のデータを整理していました。 都立中高一貫校は、募集定員しか合格者を出さないのですね。 160名募集で160名の合格発表と徹底しています。 しかし、まさか合格者…
今回は、公立中高一貫校、その中でも東京にある学校についての話題です。 最近は減りましたが、以前は公立中高一貫校の是非について聞かれることが多かったのです。 「実際のところどうなんでしょう?」 こういう聞かれ方でしたね。 大学実績 桜修館 白鴎 小…
今回は、二大政党制について考察します。 例によって登場人物は麻布志望の3人組、タロウ・ワタル・ゲンタ(仮名)です。実際の生徒・授業ではなく、過去の授業を再構成したものです。 問題提起 二大政党制の問題点 二大政党制の利点 問題提起 私:今回は、こ…
今回は変則入試の話題です。 ある学校の募集要項を取り上げます。 ※この学校を持ち上げる意図も貶める意図もありません。変則入試を象徴するような入試なので、例として取り上げただけです。 入試回数 帰国生入試 一般入試 入試結果 入試回数 この学校は入試…
今回は、帰国生入試の話題です。 少々厳しめの記事になると思います。 なぜ帰国生入試が行われる? 帰国生入試の厳格化と英語入試の実施 帰国生入試実施校 帰国生にとって なぜ帰国生入試が行われる? 「本来の」帰国生入試は、親の海外赴任のせいで教育機会…
前回考えた「ゆりかごから墓場まで」の続きです。 例によって登場人物は麻布志望の3人組、タロウ・ワタル・ゲンタ(仮名)です。実際の生徒・授業ではなく、過去の授業を再構成したものです。 課題提出 私:みんな、前回の課題は書いてきてくれたかな? タロ…